ビデオグラファー水曜クラスのYです。
先週水曜日が仕事で行けず、土曜日に振り替えです。
蒸し風呂のような湿度の中、青山一丁目から歩くだけで汗だく。

先日のスケッチフォービデオで一緒だった方2名、同じく水曜からの振り替え1名と知った顔も。全部で15人という大人数。

まずは宿題を提出。
前回のクラスから家までの帰り道で撮った素材を使い、15秒ほどに編集する、というもの。
一つずつ上映。
結構レベルが高い。


 

スマホで撮っていると思われる縦構図で編集している人が多いのが現代的。
自分は高熱の息子を保育園に迎えに行く、という使命があったのであまり撮影するゆとりがなく、何となくサクッと作ってしまったことにやや後悔。

上映が終わり前回の復習。
講師はTAヒロさんにバトンタッチ。
15分くらいでざっとpremiereの使い方をおさらい。

 

 

タスクさんにバトンが戻りここから2コマ目。
演出的な意図、オペレーションの話。
映像とは人の時間を拝借するものであり、退屈な映像を作ってはならない。
納得至極。
単調な構図の連続、展開のないストーリー、などは基本NG。
タスクさんの仕事の一つ、IcchoRaというファッションサイトのドキュメンタリー映像を紹介。
コンテもなく、撮影、編集をお一人で担っている。朝撮影して夜には編集して納品、という瞬発力を必要とする仕事。

各自そのプロジェクトファイルを開くが開かない。
リンクファイルが無いのです。
リンクが外れているので検索して開く。
フォルダを移動したり名前を変更してると陥りがちな現象。

 

 

同じカットを繋げ、彩度を変化させてクロスディゾルブで繋げる。
音の変化とともに色づく。
音の変わり目で一瞬黒落ちで間を開ける。などなどタスクテク!

目から鱗さらに一枚

無駄なもの、雑音などを排除していく。
特に画面の中に入る「直線」は極力トリミングして排除する。またはぼかすなど。
繋ぎ方のポイントとしては、「同じ構図を続けない」

人を撮る場合、
1.フルショット 2.ニーショット 3.ウェストショット 4.バストアップ 5.フェイスアップ
の5つが基本。
それら5つのショットを、真ん中、右1/3、左1/3 の3パターンで配置。
5種類 ×3パターン。
この15構図をできるだけ変化をつけて編集すると「絵が踊り出す」。鱗がまた一枚。ロジカルです。それと2人が会話するシーンのコツなど。

 

 

次に音楽と絵の合わせ方。これは編集作業の熱々ポイント!
音のビートとカットを合わせるのは基本として、あえて3拍目4拍目に合わせたり。
音楽の大きな変わり目にオフショットを挟みブレイク入れる。など。ふむ。

ブレイク入れる。昼休み。
今日の弁当は牛タン塩orたれ
お隣の女性と映像話で大いに盛り上がる。

 

 

午後のクラススタート

◎調整レイヤーについて
クリップの有効(右クリックで)
タスクさんは「5」にショートカットを割り当ててる。(早速割り当てる)
レイヤーに別カット並べてオンオフで見比べることができる。
捨ててしまうと復活できないので、捨てずにオフにする。へー、鱗一枚。

◎Lumetriカラーの設定
プロジェクトウィンドウが選ばれている時にだけ、新規調整レイヤーが選べる
いやはやこれはトラップ。
調整レイヤーを乗せるとその下のクリップが全て同じエフェクトがかかる
Fxアイコンの色の違いについて。
シーケンス を複数作ることによって履歴を残し、いつでも戻れるようにする

これは本当に良いことを知った。鱗数枚。

今までの「ああ、あの時に戻りたい」という悩みが一気に解決するわけだ。

 

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lumetriスコープについて

画の幅とスコープの波形が対応している。鱗が一枚。

カラコレする時に波形を見ながらクリップごとに調整する。
白とび黒つぶれは最低ないようにする。
理想はログで撮影する。ごもっとも。

 

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◎早回しとスローについて
クリップで右クリック デュレーションの数値で変える。
が、数値で変えるのは感覚的に可変できないので手間。
なのでレート調整ツール(R)で自由にクリップの長さを調整する方が断然使い勝手が良い。そうそうこういうことです知りたかったのは。

◎オーディション
Adobeの音楽編集ソフト。
リミックスを有効化、ターゲットデュデーションで尺を指定すると、曲をオーディションが良い感じに尺に合わせてくれる!オーディションを甘く見てた…。神機能ではないか、、。鱗が8枚ほど落ちる。

 

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◎マーキング
クリップが選択されてない状態で(M)でマーキング。コメントも入れられる。
調整レイヤーを音楽データの上に引く(ブラックビデオでもカラーバーでも良い)。
音楽を聴きながら拍子に合わせてマーキングを打っていく。そのマークのところで調整レイヤーをカットして行く。これは熱々ポイント!

 

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◎書き出しについて
コンテナとコーデックの話。
ひとまずQuickTimeとH264(今年からH265)さえ覚えておけば良い
意外とこういう話は今更聞けない話である。

◎カメラについて
シャッタースピード、ISO、被写界深度など基本的なカメラの話。
ここで本日は終了。
来週は絵作りの話。
宿題は、来週までに色々な映像を見ておく。どんな演出意図があるのか考える。
そして好きな曲でPVを作る!尺は自由。
って水曜までだから4日しかない!!

クラスの後に1時間ほどの懇親会。
色々な世代、職種の人たちと繋がれる、というのが実は大事なこと。
土曜クラスの皆さん、最後の発表の日に会いましょう。

 

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とても充実したクラスでした。
私の席の周りには鱗がたくさん落ちていたと思いますので、すみません加藤さん掃除お願いします。

 

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Photo by Katsuhito Yagi

(Writer:受講生: Katsuhito Yagiさん)