Yです。
あっという間のビデオグラファー3日目。台風一過の気持ちの良い晴天ですが、今日も34度の猛暑日になるとのこと。まだまだ夏は終わりません。





受講生は8人。前回の振替土曜の半分の人数。前回の宿題は好きな曲でPVを作るというもの。

私は土曜に振り替えたので4日しかない!作業できるのは2日だけ。ということで新撮は諦め過去の撮影データを編集し直す。

これを機に去年のアメリカオレゴンでの皆既日食の旅映像1時間半ものをぎゅっと短く編集。

どう頑張っても15分くらいの尺になってしまい、これはまずい、と自分らが映ってるカットは切り捨てタイトに。どうにかこうにか6分に。まだ長い。

でももう3時。今回はこれにて終了。曲に合わせ込んだ編集、という意味では趣旨からずれてしまったが、、。

各自の映像をじっくり鑑賞しながらタスクさんが細やかにアドバイス。人数少ない分時間をかけての講評がありがたい。


さて最初の講義は、

◎カメラについて
AG-DVX200を使いレンズの焦点距離の話や色温度の話。赤っぽい絵は素人感出てしまうので、気持ち青寄りで撮る方が良い。白は白く撮ることが大事。ふむ。




単焦点レンズとは。

私もタスクさんも愛用しているドイツのレンズ、フォクトレンダーのノクトンについて。このノクトンといのはナイト(夜)という意味で、夜でも撮れちゃうF値0.95という鬼明るいレンズ。

この絵に惚れると単焦点にハマります。


そして三脚の話。

私は動画用にManfrotto コンパクト三脚 Befreeを使っている。が、コンパクトな分、セッティングするのにやや時間がかかる。

不思議と三脚というのは、これ!というものになかなか出会えず、きっと家に歴代8本くらい眠っている気がする。


ここから今日の本題、実践

◎インタビュー撮影!
隣の人と組んでお互いに撮影して20秒のインタビュー動画を作る。組んだのは綺麗なママあやさん。お互い5歳の息子を持ってたり同じ市に住んでいたこともあるという偶然から話も弾み、楽しく進められた。

テーマは、「自分にとって動画とは」

くじで決まった席順にもかかわらず、偶然全組男女ペア。
仕様としては、
・冒頭3sにテロップを入れる
・最後はフェードアウト
・同ポジは使わない
・尺は20sで完結
・話が一貫していること
・話し手がずっと出ている必要はない
・全カット三脚使用



制作開始。この時点で12:00。

まずは私があやさんを撮影。自然光が入る場所を決め、バストアップ、全身、顔アップの3カットで同じようなセリフを撮る。顔に程よい角度に光が入る様意識する。

女性を撮る時は光の角度が重要。直射は避ける、影で暗くしない、などなど。できるだけ光を回り込ませ、若干露出オーバー目に撮る。

要は不必要なシワの陰影を描写しないため。それと話の内容に関連したイメージカットも撮影。


16


ランチタイム
今日は3択 豚、鳥、魚
私は豚を美味しくいただきました。


ランチも早々に済ませ、今度は私が撮られる側。
普段撮ってる側なので、ほんと撮られるの苦手。
慌ただしく撮影をして残る1時間弱で編集作業。









14:40 はい終了。

3カットのセリフが同じでなかったので繋ぎが微妙だったが、3カメ切り替え、BGM入れ、テロップ入れ、最後は笑顔カットでFO。1分前に書き出し終了。



各自の作品を鑑賞しながらタスクさんの講評に入る。

・フォーカスが外れていると後工程でどうにもならないので、撮影時に気を つける。

・顔に光がどう入るか意識する。

・背景に映る物がうるさくないか。必要でなければ動かす。撮り位置を変える。(電線などは写らないようにする)

・反射するもの(ガラス、鏡、スマホ、メガネ)などの映り込みに気をつける。

などなど





そして今回の熱々ポイント

◎音について
絵ばかりに意識を取られると音がおろそかになりがち。映像作品の実は1/3、いや1/2くらいは音で決まる。知らなきゃいけないことがたくさんある。

・カメラのマイクには限界があるので、できれば指向性マイクを使う。

・空調の音などエフェクトでハイパスをかけて低い音を除去する。(逆はローパス)

・プレミアのエッセンシャルサウンドで「会話」を選ぶと声だけ強調する(これはCC2018から?まじ便利)

・アドビのオーデォションがあれば、ノイズ部分を選択し、ノイズプリントをキャプチャしてコマンドA→エフェクトの中のノイズリダクションをかける(今まで地味に一つ一つのノイズを消してた、、)目から鱗

・オーディオメーターを出して確認する。赤を超えないようにする。忘れがちな基本のキ

・「オーディオトラックミキサー」はトラック単位で調整ができる。


A1が声A2がサウンドなど決める。こうした自分なりのルールというか整理が大事。

私なんか編集しているうちにとっ散らかってくるから。(まるで決めたはずの洋服収納の引き出しの下着と靴下が入り混じるあの感じ)


・HDカラーバートーンをトラックに置いてマックス音を確認する。

・クリップを切って音量を変え、クロスフェードで繋げる。という方法も。

↓これ前回の土曜クラスでも書きましたが、復習のつもりで。

・右クリックでクリップを「オーデションで編集」→ファイル→新規→マルチトラックセッション→音データをトラックに入れる。プロパティパネルの中の「リミックスを有効化」→デュレーションに欲しい尺を設定するとその長さにミックスしてくれる!→そしてプレミアプロに書き出し。これは非常に便利!というかこの機能だけでオーディション買う価値あると思う。

※楽曲はFOして終わらせると尻切れトンボになるのでなるべくしない。ごもっとも。


Photo by Katsuhito Yagi


土曜クラスでも教わったけど、改めて熱々ポイント。

◎タスクさんの1分で作るPV!
1)音データをトラックに置く
2)ファイルからブラックビデオを音データの上に引く
3)再生して音に合わせてマークを打っていく(太鼓の達人みたいに)
4)打ち終わったらマークに合わせてブラックビデオを切っていく
5)使いたい映像データをoption(winではort)押しながらブラックビデオに差し替えていく

(その際、映像データはインとアウトを決めておくと良い)

ポイントとしてはプロパティ情報を保持しながら差し代わる。ってテキストで見ても分かりにくいね。

ここで16:00  終了。

次回は場所を変えて千駄ヶ谷のスタジオ。

宿題は、2人1組でナビゲーターさん大野さんへお祝いの映像を作るので、何かしら考えておく。

これは意外と難しい。
気づけばあっという間に次回でラスト。
そろそろ最終課題の編集を始めようかと。

(Writer:受講生: Katsuhito Yagiさん)