グラフィックデザイナーとして、アートディレクションも含め、小規模なデザイン事務所で働いています。主に紙媒体を得意としていますが、動画のお話をいただく機会が少しずつ増えてきて、ディレクションを行なっていくなかで、不安や疑問に思うこともあり、勉強する必要性を感じていました。そもそも自分で手を動かして作っていったほうが良いんじゃないか!?と考えたとき、学ぶことに対して前向きになりました。

BYNDに決めた理由は、短期で集中的に学べることと、クラス制であること。クラス制に魅力を感じたのは、以前、好きな時間に好きなだけ学べて、質問があれば質問するスタイルのwebのスクールに通っていたことがありましたが、続きませんでした…。クラス制であれば、同じ目的を持った仲間がいることで受ける刺激も多いのでないかと考えました。また、卒業制作発表の日が決まっているので「名刺代わりになる作品」を1から作り、人前で発表しなければならないため、やらなきゃいけない環境が用意されているということは、必然的にやらなきゃいけなくなると思いました。

はじめは、ビデオグラファーのみの受講を考えていましたが、モーションが入った方が作品の質が上がるかも!モーション作れたら、楽しいかも!っていうかモーションって何?という安易な考えで、モーショングラフィックとビデオグラファーを受講しました。

初回の授業の日は、人から教えを乞うことが、もう十何年ぶりとかで、期待と不安でいっぱいでした。このワクワクドキドキ感が新鮮すぎて、初日終了後は、早く家に帰って復習しなくては!と、新しいことを学ぶ状況を楽しんでいる自分が面白かったのを覚えています。

授業に関しては、1ヶ月で身に付けるわけなので、内容の濃いカリキュラムが組まれていると思います。毎回あっという間に1日の授業が終わってしまっていました!物覚えが良い方ではないのですが、意外と!?効果的だと思うのが、受講生ブロガーの授業フィードバックのブログです。ブログを読んで、あーそうだった!と、自分のメモに書き加えたことも多々あり、復習の手助けとなっていました。(ブロガーのみなさん、ありがとうございました!私、読んでました!)

年齢も職業もバラバラで、普段の仕事では出会えないような人と知り合うことが、とても新鮮で、授業で行われるグループワークを通じて、コミュニケーションを取るようになり、作品に対する考え方にも刺激を受けたりして、BYNDに通うことが楽しくてしょうがなかったです。経験・知識が豊富な先生と些細なことでも助けてくれるTAの方、ナビゲーターの方のキャラクターなど…このようなメンバーを良く集められたな!と思うくらい素晴らしい方々がサポートしてくれるので、ストレスなく進めていくことができると思います。

先生がおっしゃっていた「退屈は罪だ」という言葉は、頭から離れませんでした。授業のなかで不意におっしゃることが、実は大きかったりするので、この歳ではなかなか経験できない発見と理解の連続でした。気がついたら、CMやドラマなどのモーションやカメラワークが、どうやっているのかと、おおよそのイメージはできるようになっていて、受講する前とは映像の見方が変わっていました。

もう毎週出される課題も、卒業制作も気にしなくてよくなってしまい、寂しい気持ちもありますが、全てが必要だった自分をスタートラインに立たせてくれたBYNDに感謝して、経験を積んでいきたいと思います。

楽しい夏をどうもありがとうございました!

BYNDER:HIROAKI Y.
COURSE:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー/スケッチフォービデオ(2018 SUMMER CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー