「もうひとつの人生」の空気を吸うこと
May 17 ,2012
■■ コラムVOL.131
■■ 「もうひとつの人生」の空気を吸うこと

もし今の仕事に就いていなかったら?
もしあの転職で、別の選択をしていたら?
これら「もうひとつの人生」に想いを馳せるとき、
そこに残るのは、後悔でしょうか、納得感でしょうか。
きっと多くの人は人生のある一時点で「もうひとつの人生」を
歩むための " 決断 " をした経験があるのではないかと思います。
異業種からの転職者しかり、未知の分野の仕事に挑戦する人しかり、
また常に「もうひとつの人生」を探求し続けるがゆえに、同じ場所
に留まることなく決断を繰り返す人もいることでしょう。たとえば、
自らの意思によって、複数企業での所属を重ねているケースなど。
そこで今回は「この人生」と「もうひとつの人生」についての記述がある
エントリーをご紹介したいと思います。なにか方法論が明示されているわけ
ではありませんが、転職活動で "もうひとつの扉"を開けようとしている
皆さんに俯瞰の考え方を示唆してくれるような、そんな内容だと感じます。
<以下、引用>
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何故僕は常に「この人生」を捨てようとするのだろうか。
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以前も取り上げた一節なのだけど、
何か呪縛のようにこの部分が心に残ってしまってしょうがない。
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寄り道やおさぼりとは、「この人生」と「もうひとつの人生」のふたつの
時間が混ざり合う場所なのではないか。「もうひとつの人生」の空気を
つかの間吸ってみることで「この人生」への活力を補充する。そんなこと
を繰り返して生きているうちに、本当にふたつの人生が入れ替わってしま
う日がくるかもしれないのだ。
ー東京おさぼりマップ―リフレッシュスポット230件徹底ガイドー
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なんだかね、振り返ってみると「この人生」と「もうひとつの人生」とが
交錯するや否や、僕は常に「もうひとつの人生」へと何かに取り付かれた
ように突き進んでしまうところがある。「この人生」の全てを捨てて
「もうひとつの人生」を選んできたなぁと思う。
上手く行ったこともあれば全くもって苦境に立たされたこともあるのだけど、
寄り道をして、その道を進んでいくことしか出来ないんだなぁと言う思いを
抱かずにはいられない。
これは何故だろうか。
何故僕は常に「この人生」を捨てようとするのだろうか。
よく、人生は過去の積み重ねだというけれど、そうではないように思う。
積み重なったものはわずかで、流れ去ったものの方が圧倒的に多い。しかし
一度流れ去ったものの姿をもういちど目にすることは出来る。寄り道を
繰り返していくうちに、どこかに漂着していたそれを見つけることはある。
経験の積み重ねのように感じるものは、実は再会でしかなくて、また流れ去る
ことを宿命付けられているように思う。自分自身の漂泊性のようなものに思い
を馳せると、その存在のかりそめさが僕を形作っているのかなとも思う。
形のない形を。
また、流れていくことになりそうだな、と最近思う。
流れて流されて、ふたつの時間が混ざり合う場所へとまた、流れ着きそうだ。
(引用元)常に「この人生」より「もうひとつの人生」を選んできた
Kousyoublog|http://kousyoublog.jp/?eid=2052
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さて、いかがでしょうか。
"新しい挑戦"を控えている皆さんに、ご一読いただきたい内容でした。
迷ったときは「良い文章家」を雇う
May 10 ,2012
■■ コラムVOL.130
■■ 迷ったときは「良い文章家」を雇う

「 文章を書くのは得意ですか? 」「 本をよく読みますか? 」
面接官からこんな質問をされた経験はあるでしょうか。
特に選考の過程で、企業が誰を雇うか決めかねているときには、
デザイナーでもプログラマーでも営業でも、ほぼ一様に【文章力】
が、より重要な審査基準になってくるのではないかと感じています。
では、こうした文章家が優遇されるのはなぜなのか?
文章家にはそもそもどんな力が備わっているというのか?
これらを分かりやすく表現した文章がありました。Webアプリケーション
フレームワーク「Ruby on Rails」の開発で知られ、カリスマ的人気を持つ
小企業37signalsの書籍のひとつ『Getting Real』から、ネット上に無料公開
されている文章をピックアップしてご紹介したいと思います。
<以下、引用>
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文章家に備わる、プロフェッショナルリズムと信頼
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▼文章家(chapter 8より)
ー 迷ったときは「良い文章家」を雇う ー
採用する際には、個々の文章能力を重要視します。
それは、デザイナーでもプログラマーでもマーケティングの人間、
営業の人間でもです。文章構成のスキルは高く評価します。効果的な、
シンプルな文章作成と編集の力は、コードやデザインやコミュニケー
ションなど、様々な舞台にも応用が利きます。
というのも、良い文章家の真髄は言葉部分だけではないからです。
彼等はコミュニケーションの仕方が良いのです。人に理解させるのが
うまい、相手の立場を考える、不要なものを見分ける、シンプルに
考える...それらがあなた達にも必要なものです。
◎整理された精神:
情報を整理する、筋の通った議論をする、他人の理解を助けるといった物事を
整理する能力が良い文章家に備わっている。そうした文章家は、コード・個人の
コミュニケーション、(長距離の共同プロジェクトでの)メールやIM、そして
プロフェッショナルリズムや、信頼と言った難しいコンセプトにも応用される。
//ダスティン・J・ミッチェル、ディヴェロパー("Signal vs. Noise"より)
◎明白な文章は明白な思考につながる:
はっきりした文章により思考がはっきりする。自分の理解度が初めて分かる
のはそれを言葉で表す時だ。文章構成は、自らのキャラクターの一部でもある。
//マイケル・A・コヴィングトン、ジョージア大学コンピューター科学部教授
("How to Write More Clearly, Think More Clearly, and Learn Complex
Material More Easily"より)
(引用元)Getting Real by 37signals(日本語Web版)
http://gettingreal.37signals.com/GR_jpn.php
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さて、いかがでしょうか。
引用元の「Getting Real」では、その他にも企業が人を採用する上で
参考にしそうなchapter (例:「経験豊かな人を」「熱意はごまかせない」)
が含まれています。企業の視点にたってご一読いただくとよいかも知れません。
いい人に見られたいから警戒される
April 26 ,2012
■■ コラムVOL.129
■■ いい人に見られたいから警戒される

人間関係は、信頼関係。
わたしたちの生活は、集団行動や人間関係によって積み上げられ、
仕事でもプライベートでも、対人関係の苦労によってストレスは簡単に
生まれるものです。誰だって大なり小なり苦しんだ経験がありますよね。
そして、私たちが転職サポートする時に多く耳にするのも「人間関係に
ついてのストレス・悩み」について。たとえばそれが「不満・愚痴」と
いった表現だったとしても、その裏に隠されるのは「信頼される仕事を
したい」「安心できる人間関係を築きたい」といったものであることが
多いと感じています。また悩みを打ち明けてくれる方の多くは、できる
ことならこじれた関係を修復したい・改善したいという想いを持ってい
るのではないかと思います。
そこで今回は「人間関係の捉え方」について肩の力をスッと抜いて考え
る方法を伝授してくれるような、そんな文章をご紹介したいと思います。
YOMIURI ONLINEの「人生案内」から『娘の友達の母親がつれない』の
相談者に対する、作家:出久根達郎氏の秀逸な回答内容です。周りの評価
が気になる、いい人に思われたい、そんな人が陥りやすい <自らストレス
を生む思考回路>について、指摘されています。
<以下、引用>
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当たり前に接すれば、相手は当たり前に応じる
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30代主婦。友人関係のことで相談します。
長女は仲のよい女友達とともに、春から地元の進学校に通っています。
私はその子の親と以前から親しくしており、食事をしたり、相談したり
する間柄でした。
でも、半年ほど前からその女性と距離を感じるようになりました。
学校行事で顔を合わせても、声をかけるのは私ばかり。彼女はおしゃべり
好きなのに、必要以上のことは話さなくなりました。最近、「これからも
よろしく」とメールを送った時も、あっさりした返事が届いただけでした。
何が彼女を怒らせたのか、思い当たりません。以前、育児友達とべったり
なり、その後に互いに傷ついた経験があるので、同じ過ちを繰り返さない
ようにしてきたつもりです。でも私は人付き合いが下手なので、
私に理解できない何かで嫌われたのだと思います。
これからも彼女とたびたび顔を合わせるので、気が重いです。
上辺だけでもいいので、私と笑顔で少しは雑談してほしい。
彼女との付き合いで何を心がければよいですか。(大阪・A子)
◇
あなたは他人の視線が、たえず気になる方のようですね。自分がどう見ら
れているか、無関心でいられない。いい人に思われたい、と願っている。
だから、人の挙動が、いちいち意味ありげに見えてしまう。早い話、あなた
がそういう気持ちで人を見るから、相手が警戒するのではないでしょうか。
あなたは人付き合いが下手、とおっしゃいますが、上手下手に分けて考える
から、悩むのです。何事も評価にとらわれてしまうのです。好きだ嫌いだと、
感情を二元化すると、相手もそういう見方で自分に接している、と思えてく
るものです。人間の付き合いは、あくまでこちらの心の持ちようです。
あなたが経験なさったように、あまり相手の領域に踏み込むと、
双方が傷つく羽目になる。つかず離れず。これが付き合いのコツです。
人の表情の意味を、むやみに探ろうとしない。あなたが当たり前に
話しかけたり接したりすれば、友人もきっと当たり前に応じてくれるはずです。
<出久根達郎・作家|2012年4月16日 読売新聞>
(引用元)YOMIURI ONLINE 人生案内>心身|娘の友達の母親がつれない
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20120416-OYT8T00146.htm?from=navr
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さて、いかがでしょうか。
回答を参考にしたところで、たしかにうまくいかないケースもありましょうが、
もし何か、心にひっかかるものを感じる人はぜひ参考にしてみるとよいでしょう。
会社に所属するクリエイターも、フリーで活動するクリエイターも、良好な
人間関係は良質な仕事を生みます。自分自身の人間関係に対する「考え方」に
偏りがないかどうか、より客観的な視点で考えてみてもよいかも知れません。









