コラムVOL.14 就業時間を「時間単価」で計算する
December 25 ,2009
■■ コラムVOL.14
■■ 就業時間を「時間単価」で計算する。
一般に、「クリエイター」と聞くと残業が多く夜遅くまで
仕事をしている人、というイメージがつきまといます。
人手が足りなかったり、やればやるほど仕事が増えたり。
限られた納期の中で高いクオリティを求めるほど、時間は
いくらあっても足りないと感じることがあるかも知れません。
また「作るのが好き」というモチベーションをベースに
クリエイティブ業界に入ってきている方も多いため、
≪時間が遅い=悪い≫という方程式が成り立ちにくい
業界であることも確かです。
キャリアチェンジやキャリアアップを望むクリエイターのみなさんの中には
「就業時間」に強いこだわりを持って就職活動をしている方もいますが、
今回は「就業時間」の捉え方について、お話してみたいと思います。
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質問です。
クリエイティブ業界でより重宝されるクリエイターはどちらでしょうか?
●短時間で一定基準プラスαのクリエイティビティを発揮できるAさん
●残業を重ねながら高いクリエイティビティを発揮できるBさん
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場面・場合にはよりますが、短時間で一定基準を満たすことのできる
「Aさん」により多くの企業からの軍配が上がることが予想されます。
残業代が支給される企業であれば「人件費」の膨らみを懸念すること、
ベンチャー企業であれば、短時間で「仕事量」をこなし売上をあげて
いかなければならないこと、社員の定着率を上げたい企業であれば、
「心身の健康に不安」が残ること、これらの理由から相対的にみると
Aさんが重宝されるという結果になるでしょう。
つまるところ、"一定時間"で多くのノウハウ・クリエイティビティを
発揮できるクリエイターほど価値がある、ということになり
評価を受けるクリエイターほど【時間単価】が高いという風に
言い換えることができるのです。
(さらにクリエイター個人で【時間単価】を意識することは
コスト意識を持つことに繋がり、経営的視点で企業に貢献できる
クリエイターになる可能性が高い、と捉えることもできます。)
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クリエイターだからこそ、就業時間の"単価計算"を。
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ここからは、クリエイターのみなさんに行ってほしい
【時間単価】の計算についてお伝えしたいと思います。
■時間単価の計算式■
時間単価=年収÷12ヶ月÷月の稼動日数÷1日の稼動時間
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【 たとえば、その1 】
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上記計算式「年収」の部分を今の自分が望む「希望年収」の数字に変えると
その額をもらうために、1時間あたりどのくらいの働き(稼ぎ)を
しなければならないのか、割り出すことができます。
■希望年収が600万円の場合
600万÷12ヶ月÷22日÷8時間 =>【時間単価:約2,840円】
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年収600万円をもらうためには、一人で「時給2,840円の働き」を
しなければならないこと、残業一切なしで就業をしなければ
この時給額を維持することはできないこと等が分かります。
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【 たとえば、その2 】
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過去クリエイティブ業界の就業実績がある方は、1日の平均残業時間から
自分の評価(=時間単価)はどの程度だったかを割り出すことができます。
■残業が1日平均5時間だった場合(年収300万)
300万÷12ヶ月÷22日÷13時間 =>【時間単価:874円】
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時間単価にすると時給874円という金額評価を受けていたという
結果になります。一概には言えませんが、時給額が低い理由としては
「時間管理能力の不足」や「企業側の経営体制の問題」等が考えられます。
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上記のように、あえて「時間をお金に置き換える」という"単価計算"を
することは、これからのキャリアを描くための"心構え"を持つためのものであり、
同時に、自分に適した就業時間/適正年収など、クリエイターとしての
"市場価値"を図るツールにもなりえるものです。
また、実際に新しい企業で就業した後も使える計算式であり、
時間では表しきれない"こだわり" のクリエイティブ業務だからこそ、
この【時間単価】の意識を持って
仕事にあたることは、さらなる業務のクオリティアップ、時間にメリハリがついた
満足度の高い業務進行を実現することにも繋がります。
【時間単価】の意識を持って、自らの≪市場価値≫を上げていく。
時間が遅い=悪い、という方程式が成り立ちにくいこの業界だからこそ、
仕事の「質と量」を両立できる、重宝されるクリエイターに
なっていただきたいと思っています。









