HLYWD TIPS[ハリウッド・ティップス]|クリエイターの仕事・発想コラム


recent post

archives


「代案を出せ」の落とし穴

July 28, 2016

■■ コラムVOL.333
■■ 「代案を出せ」の落とし穴
 
160727_tips 

 
| 「代案を出せ」の落とし穴 |
 
 
「(否定する)なら、代案出して」
 
会議や打合せで耳にするフレーズです。
ある提案がなされ、それに反対する人
がいる場合に、より多く使用されます。
 
これ、適切な場面で使われれば、
かなり有効に作用しますよね。
 
なんでも否定する人、
自前の案を出す気がさらさらない
ような当事者意識の欠けた人への
現状打破フレーズ。あるいは、迫り
くる期限に対し結論を促すショート
カットフレーズにもなりえます。
 
でも・・・
 
「(否定する)なら、代案出して」
 
ここには意外な落とし穴が
隠れているように思うのです。
 
たとえば、
 
信頼をベースに恊働する
同僚や部下・先輩に対し、
あなたがある仕事を依頼します。
 
その後、相手からなんらかの
アウトプットが戻ってきます。
 
戻ってきたものをみてみると、
描いていたイメージとちょっと
異なっていました。
  
(この部分をちょっとこうすれば、
 もうすこし、良くなるのに…)
 
このときみなさんは、
どのような言葉を用いて
相手に働きかけるでしょうか。
 
(すごく頑張ってくれてたし、
 修正依頼は気が引けるな…
 なにか代案を渡さなきゃ…)
 
そんな風に考えてしまうでしょうか?
 
 
/// 以下、引用・転載 /////
 
 
◆作品が面白くない時はどう言う?
 
 
(コルク・佐渡島:以下「佐」)
 
編集者にとって、作家が面白いっ
ていうのはもう“絶対”なんですよ。
だから面白くない原稿が出てきた
のであれば、まだ深く考えること
ができていないか、うまく表現
できていないかのどちらかだと
思います。
 
(オモコロ編集長・原宿:以下「原」)
 
はああ~。編集の仕事って、
作家の才能に対する絶対的な
信頼から生まれるんですね。
逆に佐渡島さんから作家さんに、
「こうした方がいい」的な提案を
することはありますか?
 
(佐)
 
しないですね。
原宿さん、もしかすると作家から
原稿が上がってきて、「もっと
工夫すれば面白くなりそうだな」
と思った時に、自分に代案がなけ
れば修正を依頼してはいけないと
思っていませんか?
 
(原)
 
思ってますね。こっちに具体的な
アイディアも無いのに否定するのも
どうなのかな……と。
 
(左)
 
代案がなくても言うんですよ。
 
(原)
 
言うんですか!?!?!?!?!?!?
 
 
◆編集者は“感情”をリクエストしろ!
 
 
(左)
 
編集者が言うべきなのは、
「読者としてこういう感覚になりたい」
ということなんです。作家に対して、
読んだ後の感情のリクエストはして
いいんですよ。
 
—中略—-
 
(左)
 
もし編集者が作品の代案を出せるん
だったら、すべての作品の影の作家
になるしかなくなりますよね?
アイディアを考えるのは、あくまで
作家の仕事で、編集者は作家の作品
を読んだ後の、感情面の代弁者なん
ですよ。それを思っておくだけで、
急にアドバイスしやすくなると思い
ますよ。


  
(転載元)どこでも地元メディア ジモコロ
「代案を出すよりも感情をリクエストしろ」
コルク佐渡島庸平の作家を信頼した編集術
http://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/chiefeditor03

 
 
//////////////
 
 
わたしたちのまわりには、
 
ある結論を押し通すためとか
一切の異論を受けないためとか
 
そういうときに限って使用される
「(否定する)なら、代案出して」
がたくさん、存在しています。
 
でも、みなさんがもし、作り手の意図
が伝わるかどうかより、作り手の意図
通りの現象が起こるかを大切にしたい
ならば、小手先のテクニックとしての
代案ではなく、相手の能力を信用して、
粘れるところまで一緒に粘って、あえて
代案を出さないという姿勢を保つこと。
 
真に相手の能力を引き出したいなら、
相手の感情を動かして「一番の受け手」
になるイメージをもつこと。
 
この在り方は、マネジメントの真理に
近いのではないかと感じます。
 
キーポイントは「感情を動かす」こと。
ときとして、わたしたちには
「代案を出さない勇気」が必要ですね。

▼個別面談(インタビュー)申込みはコチラ
http://hlywd.co.jp/form_interview.html

 




pagetop


infomation

HLYWD AGENT

BYND

hlywd blog

tips

コワーカーズエリア

tokyodive

ネタリウム


Copyright(c)HLYWD AGENT JAPAN INC. All Rights Reserved.