HLYWD TIPS[ハリウッド・ティップス]|クリエイターの仕事・発想コラム


recent post

archives


振り返りたがる人の判断力は低い?

September 01, 2016

■■ コラムVOL.337
■■ 振り返りたがる人は判断力が鈍い?
 

160901_tips 
 
 
| 振り返りたがる人は判断力が鈍い? |
 
 
「その場では出てこないアイディアも
 振り返ってみると結構出るんだよね」
 
あるあるです。
 
「瞬発的な判断力」を養いたいと
考える人は、案外多いものでして。
またその多くは、
 
自分は融通がきかない とか、
臨機応変さがたりない とか、
 
そういう自己分析をする傾向が
あるように思います。
 
また世の中では、判断力を養うためには
「身体で覚えること」が大切だと、よく
言われていて。
 
身体をつかって何度も経験すること。
自前の判断力が自動で働くくらい
繰り返し現場訓練すること。
 
つまり「いくら知識を増やしても判断力
はそんなに向上しませんよ」ということ
なんだと思います。これは、わかります。
 

 
クリエイションに関わる皆さんが
仕事現場で求められる判断力には、
主に2つの種類があって、
 
・その場で判断して行動する
 ためのよりリアルタイムな判断力
 
・過去のデータからパターンを
 見い出し、最適化・具現化する
 ための判断力
 
この両方を求められるケースって
結構多くあると思います。
 
考えてみれば、この2つが指す
ベクトルって全く方向が違いますよね。
異なる能力と捉えてもいいくらいに。
  
では、これら2つの能力は、
「身体で覚える」ことによって
十分養うことができるのでしょうか?
慣れればできるようになるのでしょうか?
 
 
 
/// 以下、引用・転載 /////
  
 
「後から振り返って考えると、
 言うべきだったことや
 出すべきだったアイディアを
 思いつくんだけど、その場で
 咄嗟に出てこないんだよねー」
 
って話を聞くことがある。
実際、この二つの処理って、
脳の動作モードが全然違う。
 
(中略)
 
芝居の練習では、
この二つのモード、及び身体的
記憶は意識的に区別される。
 
通常の芝居では、結末までの内容
というのは既に脚本に書かれている
わけだから、いわば「未来のデータ」
も全てわかっている状態にある。
 
ところがそこで 「振り返りグロー
バル最適化」モードで演技してしま
うと、演技がとても嘘くさくなる。
生身の人間は、未来がわかった上で
現在の最適な行動を 選んでいるわけ
ではないからだ。
 
(中略)
 
既に分かっている筋書きを一旦忘れて、
未知の未来に向かって、今そこにある
出来事に新鮮に反応してゆき、その
反応が結果的にあらかじめ書かれた
台詞や筋書きにたまたま沿ってしまう
ようにする。演技術というのは
そのためのテクニックだ。
 
(中略)
 
私が何回か一緒にやった演出の人は、
稽古場の心得として次の3ステップを
挙げていた。
 
・wash the dishes
 
やるべきことを済ませておけ、
ということ。集中の邪魔になる
懸念事項を片付けて、場面に
飛び込むために心の中を整理
整頓しておく。
 
・just do it
 
とにかくやってみる。
あらかじめ「ああしてやろう」
といろいろ考えて その通り動く
のではなく、やりながら「いま
やったのはこうすればよかった
かも」なんて振り返ることも
しない。振り返りのスイッチを
わざと切って、「フィードフォ
ワード実時間選択」モードで
突っ走る。
 
・then talk
 
それが終わった後で、今何が
起きたかを分析する。これは
「ああすべきだった」という
批評や反省ではなく「なぜ
自分はああいう判断をした
のだろう、なぜあそこで
こんなふうに感じたんだろう」
という分析だ。
 
 
 

(転載元)Island Life
『身体で学ぶ?』via Shiro
http://blog.practical-scheme.net/shiro/20130429-duality

//////////////
   
 
未来の全容(脚本)を知りながら、
まるでまったく知らなかったかの
ように、新鮮に、臨機応変に、
反応(演技)できる役者さんの能力
や演技術に、学べることが多く含ま
れているのではないかと思います。
 
わたしたちが判断力を磨くためには、
 
・「身体」で覚えて考えなくても
 同じことを正確にできるように
 して、「頭」で考える創造の時間
 をできるだけ捻出すること
   
・未知の領域に飛び込んでみて、
 飛び込んだあとは、意図的に
 ”振り返りスイッチ”をオフに
 すること
  
・ある程度、結果がでたら振り返り
 スイッチをオンにして、起こった
 ことを冷静に分析すること
  
臨機応変に、且つ、過去から学び
行動する能力とは、こうした流れで
培われていくのだろうと感じました。
 
 
 
▼個別面談(インタビュー)申込みはコチラ
http://hlywd.co.jp/form_interview.html

 




pagetop


infomation

HLYWD AGENT

BYND

hlywd blog

tips

コワーカーズエリア

tokyodive

ネタリウム


Copyright(c)HLYWD AGENT JAPAN INC. All Rights Reserved.