HLYWD TIPS[ハリウッド・ティップス]|クリエイターの仕事・発想コラム


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どんな状況下においてもできる奴はいる

August 11, 2011

■■ コラムVOL.94
■■ どんな状況下においてもできる奴はいる
 
状況に左右されず結果を残す人イメージ

 
「 風が吹いても雨が降っても、コンディションが悪くても、
野球はやらなきゃいかんでしょう。どんな状況でも自分の最善を
尽くすべきだと考えられるようになって、初めてプロと言えます。
言い訳はしない、それがプロです。 」
 
「 『打てた』『次は打てなかった』というのを経験していくと、
うまくいく確率を上げたいと思うようになる。そうやって人は
貪欲になるんじゃないかな。もっと打って、いい思いをしたいと
なったら、練習は苦じゃなくなります。やっぱり、いいも悪いも
経験しないと到達できない領域ってあると思うんですよ。 」
 
これは、WEDGE:2011年7月号で特集された、野球人・王貞治氏の
言葉です。一流バッターであり「努力の天才」と呼ばれる王氏の口から
発する言葉は、プロのクリエイターにとってズッシリと心に響くもの
なのではないでしょうか。
 
そして今回は「プロ」繋がりということで、ロサンゼルスの映像制作会社
デジタルドメイン社所属の日本人、坂口亮氏のエントリーをご紹介したい
と思います。坂口氏は2010年「トロン・レガシー」、2011年「Thor(マイティー
・ソー)」の製作プロジェクトに携わり、エフェクトアニメーションスーパー
バイザーとして活躍した、まさに「プロ中のプロ」クリエイターです。
 
 
<以下、引用>
 
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どんな状況下においてもできる奴はいる
 
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こんな状況を想像してみてほしい。
 
仕事環境で、与えられたタスクがあるとする。
・タスクには期日がある。
・一週間後が締め切りである。
・クライアントに見せなくてはならないといった緊急のものではないとする。
・今まで何度もそのタスクをこなしてきているとする。
・タスクにかかる時間も大体想像でき、一週間という期日は十分で、
 まったく問題ないような期日であるとする。
・いままで期日内に上げられなかったことはないとする。
 
作業3日目、
そのタスクの大まかな方向性が上司により大幅変更される。
この時点でまだ期日にはぎりぎり間に合うとする。
 
作業4日目、
作業をするのに必要な何かツールやシステムが壊れ、それを修復するのに
1日かかるとする。仕事に再度とりかかったのは最終日の5日目、
夜遅くまで残業をしたが、結局終わらず期日が来る。
 
そして、期日が来てからある情報が知らされる。
 
実は、その締め切りの日に、大事なクライアントミーティングがあり、
上司がそれをクライアントに見せる約束をしていたことを聞くとする。
結局その日のクライアントミーティングにそのタスクは間に合わず、
上司はクライアントに謝らなくてはならず、自分は上司に激怒される。
 

 
どんな職種、職場でも同じような経験をしたことがある人はいるであろう。
あるときこのような経験をしたのだが、そのときの自分と上司との会話は
こんな感じであった。
 
 
上司: なんで期日に間に合わなかったんだ!
 
自分: かくかくしかじかが起こって
 
上司: であれば間に合わない可能性を俺になぜ早い段階で言わない!
信じていたのに。俺はクライアントに対して約束をしていたのに!
 
自分: クライアントに見せる必要のあるタスクと知ってればそういう
行動をとる必要があることぐらいもちろん知っているが。。。
 
上司: とにかく今回のような事はこれ以降絶対に無い様に!
大事なクライアントミーティングに必要なタスクが上がらない
可能性があるときは早めに言うように。
 
自分: Ok(心のなかで、いや?なにか腑に落ちない。。。)
 
 
さて、この対応は正しかったのだろうか?
実は、このような言い訳を上司にしたのはその時が初めてであった。
そのあと考えたら、やはり自分が悪い。こういった状況で、いつも
自分に言い聞かせているセリフがある。
 
「この状況下においてもできる奴はいる」である。
 
なにかいつも自分ができている事ができない時には、自分なりに理由が
あると思う。そして、その理由のせいにしたいのは人間の心理であると思う。
しかし、思うのが、どんなに劣悪な条件によって自分がうまくできなかった
としても、かならず
 
「この状況下においてもできる奴はいる」のである。
 
今回の件に当てはめると、たとえば:
 
大幅な変更があっても、それまでの2日間を無駄にせず、すぐに対応できる
仕事の仕方ができる人もいる。実際に、自分の知り合いの中に、大幅変更を
数多く経験し「この仕事ではクライアントの変更としては、こういうものや、
ああいうものがあり得るだろう。だからこのようにこの仕事は設計し、
そうすれば仮にその変更をクライアントがしてきても、すぐに対応できる」
といったことができる人がいる。
 
クライアントが絡んでいないか、上司に言われていなくても自分から確認し、
その情報を見つけ出し、上司の変更があった時点で、期日に間に合わない
可能性を提示し、上司にクライアントのミーティングを延期してもらうか、
人員をもっと投入してもらうかを要求する。
 
仕事に必要な通常の設備が故障している状況でも、それを自分で回避して
その一日を無駄にせず作業を続けられる人もいる。
 
結局、この状況下においても、きちんと仕事を上げられる人は絶対にいると思う。
自分できちんと質問をし、クライアントが絡んでいることを見つけ出し、
それに対するきちんとした対応を導きだせる人も必ずいるのである。
 
「この状況下においてもできる奴はいる」
 
 
(引用元)「この状況下においてもできる奴はいる」
坂口亮のブログ?国際環境での生活・仕事・リーダーシップを考える?
https://thinkingabroadjp.blogspot.com/2010/04/blog-post.html

WEDGE2011年7月号
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1372

 
—–
 
「プロ」の定義は、人それぞれだと思いますが、ここからわかることは、
最初からプロである人はいないということ。そして貪欲に経験を積みあげ、
次に活かすことで、徐々にアウトプットの質が上がっていくということ。
 
プロが普段から心がけていることが覗ける、貴重なエントリーのご紹介でした。
 




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