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市場価値、の価値について考えてみる

August 18, 2011

■■ コラムVOL.95
■■ 市場価値、の価値について考えてみる
 
自由に海を泳ぐウミガメイメージ

 
転職活動における『市場価値』という表現。思えば、一定の経験を積み
更なるキャリアアップを望むクリエイターから多く耳にするコトバです。
 
本来『市場価値』とはモノやサービスが市場で取引される ” 価格 ” を
表す経済的な概念。ですから、皆さんが転職活動でいう『市場価値』とは
労働市場において自分がどのくらいの価格(価値)で取引きされるのか?
という考え方と言えるのではないでしょうか。
 
ではたとえば、転職活動における「年収」を『市場価値』を測るモノサシ
として、皆さんはどんな風にご自分の『適正価格』を測定しますか?
そんな事を考えたことはあるでしょうか。
 
そこで今回は『市場価値』について、筆者個人が思うところを鋭く
率直に語られたエントリーをご紹介したいと思います。ボストンの
ベンチャーキャピタルGlobespan Capital PartnersのDirector
兼カーシェアリングサービスZipcarグローバル戦略顧問古賀洋吉氏
の「愛の日記@ボストン」から、”人の市場価値”のご紹介です。
 
<以下、引用>
 
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僕は市場価値があれば人生に価値があるなんて思えない。
 
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コンサルティング会社にいる時に「おれはここでスキルを
磨いてビジネスパーソンとしての市場価値を高めるために
がんばっているんだ!」みたいな話を何度も聞いた。
 
言っていることはわかる。生きていくためにはお金は必要。
求められていることをやったほうが儲かる。それがビジネス。
 
それでも、僕は自分の価値を他人に決めてほしいなんて思わない。
仕事には一度きりの人生の時間をたくさん費やしているのだから、
自分の納得できる、自分らしい仕事をしたい。
 
他人にお金で評価してもらわないと自分のやっていることに
意味が見出せないような事をしたいとは思わない。
 
市場というのは「他人の代表」である。
 
株式市場を見ればわかるが、他人の気持ちなんてものは変わりやすい、
いい加減なものである。その市場とやらを喜ばせる事を目標にして
生きるの?市場の気が変わったらあなたに価値は無し・・・
そんな人生でいいの?
 
サブプライムローンによる市場崩壊を予測したヘッジファンドの
社長は、市場が崩壊するあっという間に数千億円儲かったらしいが
「みんなが苦しむ事を予測できたからという理由だけで大儲けした
事についてどう思うか」と学生に質問をされ言葉を濁し「私だって
収入が多すぎて家族の誘拐のリスクが高まり普通の生活ができなく
なってしまった」なんて言い訳をしていた。
 
僕は市場価値があれば人生に価値があるなんて思えない。
 
悪いけど、自分の市場価値を上げるために生きる人って「魚市場で
高く売られるために生け簀で太らされながら生きる養殖場の魚」みたい。
いや養殖場の魚ですら太って築地で高く買ってもらえるよりも、
きっと大きな海を自分が決めたように泳ぎたいって思っているだろう。
 
確かに市場という他人に評価してもらうと安心するから気持ちは
わかる。それでも僕は、一度しかない人生を、存在すらしない
他人のために生きるのはもったいないと思うし、市場の評価に
惑わされることなく自分が誇りに思える仕事をやるべきだと思う。
 
 
(引用元)「人の市場価値」-愛の日記@ボストン
https://yokichi.com/2010/06/post-279.html

 
—-
 
さて、いかがでしょうか?
 
「市場価値」を測定するのはとても難しいことであるし、
古賀氏のほか、ここには様々な考え方があることでしょう。
 
でも、たとえば私たちは「貴方の年収は本当に適性額?」などと謳う
“適性年収自動チェックサービス”などに、日頃からちょっとした
違和感を感じていました。ですがこのエントリーで、それがすこし
スッキリしたような、実はそんな気もしています。
 
企業主導で、クリエイター個人の市場価値を上げる為の投資をして
くれる会社はそう多くありません。であるならば、市場の変化に左右
されないように、<その他大勢>にならないように、自分ならではの
「強み」を日頃から磨いていくこと。そこから年収交渉できる相応の
スキルを構築すること。これは大切にして頂きたい考え方だと思っています。
 
「広大な海原を、自らが決めたルートで、自由に颯爽と泳げる力」
 
これこそが外部に惑わされない本来の「市場価値」なのではないかと
エージェント個人としても考えさせられたエントリーのご紹介でした。
 
 
※その他、本ブログでは様々に考えさせられるエントリーがあります。
こちらも是非ご覧ください。
「搾取されないためには選択肢を増やすしかない」
https://yokichi.com/2010/12/post-291.html#comment-3319




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