HLYWD TIPS[ハリウッド・ティップス]|クリエイターの仕事・発想コラム


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仕事が未熟だからこそ、後輩の指導を。

January 24, 2013

■■ コラムVOL.166
■■ 仕事が未熟だからこそ、後輩の指導を。




会社に所属していると、新入社員としての役割、先輩社員としての役割、
マネージャーとしての役割など、キャリアステージや、求められる立場
によって、人それぞれいろんな役割が与えられます。

最近「新人教育担当」の役割を会社から与えられたクリエイターから
相談をうけることがありました。入社から1年、自分よりも年齢の若い新人
スタッフが入社したが、そもそも教えることが得意ではない、自分の仕事で
手一杯だ、そんな風に考える自分はおかしいだろうか?というお悩みです。

皆さんの中にも、新人教育の担当、あるいはご自分が新人だという方が
いらっしゃるかと思います。このお話、とても納得できる内容です。
ぜひお読み頂きたいと思います。

<以下、転載>

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  「まだ仕事ができない」からこそ、注意をしよう

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「初めての後輩を持つことになりました。そのことで
 少し困っているので、先生にご相談したいです」

今年の年賀状の中に、目を引く葉書が1枚ありました。
卒業して2年、後輩ができたという知らせに、順調に仕事経験を重ねている
教え子を頼もしく思いました。一方で、相談という言葉が気になりました。

そこで、何に困っているのか尋ねてみると、こんな返答がありました。

「入社して初めて後輩ができました。後輩の仕事する様子を見ていると、
 気になることがあります。そこで、注意したいと思うのですが、いざ注意
 しようと思うと、積極的になれないのです。自分は仕事がそれほどデキて
 いるわけではないし、それに、そもそもどのように後輩に注意したらいい
 かわからないし……。」


◎注意することのメリット、しないことのメリット


そこで、「後輩へ注意することができた場合と、できなかった場合それぞれ
について、メリットを挙げてみては」と、自分の置かれた状況を自分で整理
することを提案してみました。

▼注意することのメリット

・後輩が正しく仕事ができる→後輩の能力が伸びる
・注意をすることを通じて自分が業務を深く理解できる→自分の能力が伸びる

▼注意しないことのメリット

・何もしない→職場の人間関係に変化はない
・時間を自分のためだけに使える→自分は現状のペースで仕事ができる

注意することのメリットは、「組織の生産性を向上させられる」こと。
注意しないことのメリットは「現状維持できる」こと。このように比べ
てみれば、明らかに注意したほうがいいということがわかります。

注意することのメリットは何となくわかっている一方で、注意すると
現状の変化につながるから迷いが生まれ、「相談したい」という冒頭の
年賀状の一文になったのだと思います。


◎「まだ仕事ができない」からこそ、注意をしよう


実は、そうしたキャリアの段階だからこそ、きちんと注意をすべきなのです。
まず、後輩を注意する経験をすれば、相手の反応からよりよい注意の受け止め
方を学ぶこともできます。これは、あなたが注意されるときに役立つでしょう。

さらに、こうした経験の浅いキャリアの時期こそ、失敗するチャンスです。
立場上フォローしてくれる先輩や上司がいますから、後輩への指導方法について
尋ねたうえで、実行することもできます。

分業と協業で成り立つ企業組織で、一緒に働く人たちや利害関係者とかかわりなく
過ごすということは、あり得ないことです。だとしたら、早い段階から多様な人と
かかわる経験を積み、そうしたことに慣れ、周囲と関係づくりができる力を自分で
育てることが大切なのです。それが、組織の中で責任ある行動ができる、といった
評価へつながります。

実は京都花街では、このような無責任を戒め、さらに自分を伸ばすための言葉が
あります。経験2年目の舞妓さんでも自然にこの言葉を使えるほど、街の文化と
して浸透しているのです。


◎「姉さんが言わはる前に、うちが気ぃつかんと」


経験2年目の舞妓さんが、お座敷で後輩の新人の舞妓さんのかんざしを挿し直して
あげていました。「どうして?」と尋ねた私に対してこの舞妓さんが言ったのが、

「姉さんが言わはる前に、うちが気ぃつかんと」

(先輩が新人の舞妓さんを注意する前に、自分が気がつかないといけないんです)

後輩の指導を積極的に引き受けるだけでなく、先輩よりも先に不適切なことを
見つけて、指導することが自分の役割だと、18歳の舞妓さんが自覚していたのです。

新人でも、十分な戦力でもないこの時期だからこそ、周囲への情報発信力(後輩
への指導も仕事に関する情報の発信ですよね)を磨くために実践を重ねることは、
長期的なキャリア形成を考えると、とても重要です。

経験2年目の舞妓さんは、後輩へ注意することは、後輩を大切にすることと同時に、
自分にとっても意義ある行為だと理解していたのです。ですから、積極的にかつ
自然に、後輩を思いやった行動ができ、言葉にできたのです。

注意することの内容が適切であることは重要です。しかしそれよりも、実は
注意するという行為自体が、後輩のためにもあなたのためにもなるのです。

このように、伝統世界の言葉が、現代に見事につながります。意外に思われる
かもしれませんが、意味や智恵があるからこそ、今を生きるサービス・プロ
フェッショナルである舞妓さんたちに、言葉が受け継がれているのです。


◇◇◇東洋経済ONLINE >教育>京都花街に学ぶ「一流の育て方」
https://toyokeizai.net/articles/-/12466

—–

さて、いかがでしょうか?

早い段階から職場の人かかわる経験を積み、周囲との関係づくりができる力を育てること。
「まだ仕事ができない」からこそ、後輩の指導を積極的に引き受けること。

とても参考になる内容です。




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