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超長時間組織が「徹夜は恥」になるまで

February 21, 2013

■■ コラムVOL.170
■■ 超長時間組織が「徹夜は恥」になるまで






「 今日も徹夜、明日も徹夜・・・ 」

裁量労働型で日々の労働を行うクリエイターの皆さんから、
時々、いえ、ある一定の頻度で頻繁にこの言葉を聞くことがあります。

この日本、クリエイターじゃなくたってこうした長時間労働環境や
組織風土に嫌気をさしている人が少なくないのかもしれません。

そこで今回は、現役会計士@cpainvestorが語る、ビジネス・会計・
投資コラム「cpainvestor.com」から、長時間労働組織をどう変えて
いくべきか、実例を交えた考察コラムをご紹介したいと思います。


<以下、転載>

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  超長時間労働を厭わない組織風土をいかにして変えていくべきか

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1年半ほど前、心に誓ったことが一つあります。

「どんなにつらい状況に追い込まれたとしても、
 絶対に徹夜だけはするまい!」という信念です。

私が来る前の組織は、

「クライアントの期待に応えるためには、連続の徹夜も辞さない!」

という方々が集まっていました。というかそういう方しか残れない組織
になっていました。自分が絶対にこの組織風土を変えてやる!」そう固く
誓って、今のメンバーに合流しました。

それから1年半ほどたった今、人(特にプロジェクトマネージャー)が何人か
育ったということもありますが、以前ほど無茶苦茶な仕事の仕方は明らかに
減少したと言って良いと思います。


この1年半の間に私が取り組んできたことは以下のようなことでしょうか。


(1)顧客の関心のありかを最大限に意識
   まずはレポート全体の設計図を書き、
   全体の仮説とその立証に必要な作業を
   明確に定義した上で、仕事を始める
   手法を徹底させる。

(2)個々のスタッフの作業のきめ細かい
   モニタリングと進捗管理・軌道修正を
   行うことで、最後に削除しなければ
   ならないような無駄な頁を書くような
   作業は絶対にさせない。

(3)プロジェクトマネージャーに「仕事の
   スコーピング(調査対象範囲の限定)」の
   重要性を徹底して教え、(自分も含めて)
   顧客の言いなりにならない交渉力を磨く。

(4)不完全な報告書、不満の残る60点の
   報告書でも(自分も含めて)プレゼン力、
   口頭アドバイス力を磨くことで80%の
   内容に見せるスキルを徹底して磨く。


こういった当たり前のことが、以前の組織では、まったく徹底されず、
全て超長時間労働によってカバーされていました。その後、いくつかの
困難なプロジェクトをまわしていくうちに、若手スタッフの中からは、
「徹夜は恥だ」という思いを共有し、私と同じ手法を真似してくれる
方々が何人か現れるようになりました。「良い環境変化」だと思っています。

ただ、残念ながら、私と同世代か先輩、上司に当たる方々の意識を短期間に
変えるのは容易ではありません。特に上司は、クライアントリレーションに
最終責任を持つポジションである以上、当然クライアントに最大限良い顔を
したいでしょう。また、「仕事こそ人生全て」というような感じで、家庭を
顧みず(もしくは作らず)出世してきたような方々には、「そんな仕事の
仕方では甘い!」と感じるのかもしれません。

ただ、正直言って、そういう方々と共に「採算もあまり考えずに、いつも職人
としての限界まで挑戦」という仕事の仕方を強要されるのは、かなり苦痛ですし
そうしなければならない理由もないと思っています。特に幼子を抱える父親の
役割を果たさなくてはならない人間にとって、「何週間にも渡って週末の予定
がまったく立たない」、とか、「プロジェクトが終わりさえすれば、ゆっくり
休めばよい」という安易な妥協は相容れないものがあります。

「超長時間労働によって顧客の期待に最大限応えることを美徳とする上司の
意識をいかにして変えていくか」に日々、頭を悩ませています。

結局のところ、

「一つ一つのプロジェクトを通じて、顧客からの評価を一定水準
に維持して文句を言われないようにしつつ、自分と同じ考え方を
持った若手を地道に増やしていくことで多数派を構成して兵糧攻めにする。」

今は、自分に十分な権限がない以上、この戦略しかないのだと思っています。

「使うか使わないかわからないようなデータ分析をするのに長時間かけるくらいなら、
家に帰ってもっと本を読むなり、もっと人に会うなり、デートするなりしろ!」と。


◇◇◇現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラムcpainvestor.com
『超長時間労働を厭わない組織風土をいかにして変えていくべきか』
https://cpainvestor.com/?eid=98


—-

さて、いかがでしょうか?

担当する業務内容によって、業種業態によって、参考にできる部分とそうでない
部分があるかもしれません。またわかっていても、自分ひとりでは変えられない
組織風土も存在するでしょう。しかしながら、この日本で、しかもすでに超長時間
労働が根付いている組織で、戦略的に実行し、効果をあげていること自体、とても
すばらしいことだと感じました。

ここには既存概念にとらわれない戦略と浸透力、思い切った実行力が必要になりそうです。




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