「この映像、どうやって撮ったんだろう?」
「このカット割り、気になる!」
最近、テレビ番組やCM、Youtubeを観ていると、そんなことがやけに気になるオオハシです。BYNDのビデオグラファーWINTER CAMP土曜日クラスの第2回のクラスレポートです。


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今日は都合が合わず振替のメンバーが2名いらして、6名でスタートです。まずは1回目のチャレンジの披露から。チャレンジは「帰り道」をテーマに15秒の動画を編集すること。 それぞれの映像を観ながら、それを撮った意図や狙いなどを聞きながらみんなで観ていきます。私は前回のクラスの帰り道にiPhoneで撮った映像を編集したのですが、結論、次はもっとちゃんとカメラと三脚で撮ろう、と思いました。というのも、他のメンバーの映像を見て、とても刺激を受けたから。映像の綺麗さとか、視点とか、音楽選びとか。メンバーの映像を見て、「お!」と思ったり、「ほう!」と感じたり。これが意外と何より重要な要素なのではないかな?と思いました。


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実際に手を動かしてみたら出てきた疑問は、1コマ目でシェアし、先生から回答のレクチャー。自分自身の疑問も解決できますし、他のメンバーの疑問も勉強になります。


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本日、2コマ目以降はレクチャー中心。「カットの文法」と「編集の文法」、つまりどう撮影するかと、どう繋ぐか。
「カットの文法」は個人的にとても面白かったです。というのも、写真を撮ったり、映像を撮ったりする中で、何となくやっていたことの理由が言語化されたからです。「何となく真ん中に置きたい」「何となく右に配置したり」「何となく、こっち向きにしたい」
これまで仕事の撮影ディレクションをする中で無意識にやっていたことの理由が、自分の明確になりました。(本当は、それがわかっていて意識的にできていなくてはダメですね。もっと早く受けていればーーーと思いました。)逆に「編集の文法」については、割と白紙に近かったので、「へー、そうなんだ」という感じ。


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合わせて輔先生が実際に仕事で編集したものを解説付きで観ます。これもすっごくタメになる。「ここはこういう意図でこのように編集しています」という解説を聞くのですが、自分が無意識に映像から受け取っている印象は、編集者によって意図されたものだという種あかしをされた気分です。


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今日は他に、様々な演出・効果の手法についても勉強しました。日々、映像でよく目にする演出や効果がどのように編集されたものなのかが、分かるのはなかなか面白い体験です。その後、マルチスクリーンを実際にプレミアを立ち上げて再現してみます。なかなか難しいのですが、使いこなせるようになると、すっごく面白そう。何度も繰り返して、マスターしたいものです。

ちなみに本日のお昼は、西京焼き弁当。今日は、外も寒かったので、みんな何となく映像を観ながらお昼ご飯です。こういう蓄積も大事ですよね。


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さらに今日は2回目ということで、懇親会もありました。「初めて観た映画」「いつか撮ってみたい映像」「よく見るYoutube映像」など。メンバーそれぞれの嗜好性や人柄が垣間見える会話になりました。最終的には「あれ、いいよね」「あれ、どうやって撮っているんだろう」「この色味はどうやって出すんだろう」など、ざっくばらんな疑問共有&解消に。私も最近気になっていた映像のことが少しわかって楽しかったです。


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さて、次回までのチャレンジは、「マルチスクリーン」「時間操作」などの演出手法を使って、動画を編集すること。メンバーからどんな映像が出てくるのか、次のクラスが楽しみです。

(Writer:受講生・大橋瑞穂さん)