モーショングラフィックスの授業3回目。
合計4回の講座だから、ちょうど全体の50%から75%までの道のりです(最近、頭の中が完全にアフターエフェクト化してる 汗)。
前回が一番、きつい登りだとしたら、今回を山にたとえると。。。。ゆるやかな登りの稜線を歩いている感じでしょうか?
いや、決して楽だったわけではありません。
むしろ、精神的にはきつかったかも。
語学の学習に例えると、1回目はまず、アルファベットと基本的な発音を覚え。。。
2回目は、いきなり完全な文章を模写させられた感じでした。
それで、今回、3回目はもう、「自由作文」。とにかく、これまで覚えたことだけで、自分で書いてみましょう、みたいな。
2回目の大変さは、ひたすら決められた仕様に沿って全員が同じスピードでアフターエフェクトを操作する大変さでしたが、今回は違いました。
宿題の発表。山本センセイの作品の仕組みを、画面を見ながら説明を聞いて理解する。そして、統計グラフの素材をグループに分かれて、自分なりにインフォグラフィックスにして、書き出して、発表する。
センセイが作った作品の仕組みは、理解できる人はより深く理解できるし、できない人にはチンプンカンプン(私は映像部分の仕組みが複雑でわからなかった)。
インフォグラフィックスのグループ作品の発表は、短時間なのに、それぞれの個性が現れました。
つまり、今回は、かなりの部分が生徒の学習意欲と習熟度に沿った自主性に任された。
だが、逆に言えば、「あとは君たち次第」と、突き放されちゃったとも言えます。
まだ3回目。でも、もう3回目。
多分、最終回はさらに自主性の度合いが濃くなって終わるのでしょう。
実際のところ、アフターエフェクトの基本的なエフェクトやエクスプレッションを全て学ぶには、多分、毎日6時間、3ヶ月、学んでもまだ足りないでしょう。それを全部、授業中で学ぼうとするのは無理。
モーショングラフィックスの技能をどう生かしたいのか、どこに重点を置きたいのか、どの程度の時間を学習に割けるのか、割きたいのかは人それぞれです。
だから、自分なりに時間を捻出して、自分で自分に課題を課して、目標に向かって手探りで進む。
あと3週間で卒業作品発表。
何を作ろう。。。。
卒業制作のプレッシャーが頭の中でぐるぐるした3回目の授業でした。
そんななか、今回、山本センセイは比較的多くの時間、テキストアニメーションの解説に割いてくださいました。
「タイポグラフィーはそれだけで大学の専攻が成り立つほど奥深い世界」というお言葉。個人的にとても響くものがあり、早速、タイポグラフィーの本を買いました。
また、山本センセイは「モーショングラフィックス界の黒澤明」こと、カイル・クーパー氏とソウル・バス氏の作品を紹介してくださいました。
仲間のあいだでも、「こんな作品があるよ〜」「この人の作風が好き」など、徐々に情報交換の幅が広がってきました。
作品発表では、一人一人のキャラや作風もおぼろげながら見えてきました。
そんななか、ふと考えました。
こんな私でも、少なくとも「ワード」「エクセル」「パワポ」は難しいとも思わず、日常的に使ってる。多分、操作可能なエフェクトの1割くらいしか活用できてないけど、とりあえず、果たしたい「目的」は果たせている。
多分、アフターエフェクトも同じ。ワードやエクセルより使い回すのが難しい道具だけど、一番、大事なのは、たくさんのエフェクトやエクスプレッションを覚えることではない。そうじゃなくて、「それを使って自分は何をしたいのか」「見る人に何を伝えたいのか」。そんな目標に向かう道筋の中で、身につくテクニックだけ引き出しに入れていけばいい。
別に通信簿や検定試験があるわけじゃない。習熟の絶対的客観的基準はない!
Be Optimistic!
とはいえ、武器となる基本知識があまりに乏しいのもまた事実。「ヌルレイヤー」は「塗るレイヤー」だと思っていたが、「NULL(何もない) Layer」のことだったのですね。。。。
センセイ、最終回は、どうか「今後、覚えて損はない、汎用性のある基本+ショートカット」を少しでもたくさん、教えてください。
( Writer:受講生・下山明子さん )
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