職場では、Webサービス関連のデザインを担当しています。PhotoshopやIllustratorを使って、Web記事やSNSの画像コンテンツ、PR用のバナーや紙のフライヤー・ポスターなどをつくっていますが、昨今の動画ニーズを考えると、現状の静止グラフィックのアウトプットに、日に日に物足りなさが募り、「動きのあるものをデザインしたい」という気持ちがうずいていました。

そんなときに、職場でスキルアップ支援の機会が与えられたので、「これを機に、モーショングラフィックスを本格的に学ぼう!」と決めました。スクールを探したところ、BYNDのカリキュラムは、未経験者でも安定した基礎の習得ができそうだったので、説明会を予約しました。個別対応の説明会で、スタッフの大内さんから、カリキュラムの概要、映像業界の制作の動向、BYND受講者の傾向などを、丁寧にお話していただきました。とくに、「曜日ごとのクラスになっていること」「Facebookのコミュニティで受講後も分からないことが聞けること」「終了後もコミュニティアドバイスを受ける繋がりが持てそうなこと」などが、安心材料になりました。また、修了課題の発表会で、学んだ成果をアウトプットできることも、「目標をもって学べそうだ」と思い、受講を決めるきっかけになりました。デザインの仕事のほかに、趣味でオリジナル楽曲をつくり歌うことが好きなので、「修了課題は、自分の歌にストーリー性のある動画アニメーションを表現したいな」と夢をふくらませ、初日の受講日を楽しみにしていました。

受講してみて、日曜日のクラスでは、高瀬先生に、AfterEffectsの基礎が身につくようなチュートリアルを、ひとつひとつ丁寧に指導していただき、とても分かりやすかったです。AfterEffectsでの基礎として、最終的な動画イメージのために、大きいモーションや、アクセントのある動きを、複数のコンポジションを使用して作成し、組み合わせて編集するなど、作業の基礎が実演と実習で体験できたので、AfterEffectsで現場仕事をしていくイメージが持ちやすかったです。まったく始めてだったのですが、高瀬先生の丁寧な教え方で、ひとつひとつ復習しながら、楽しく習得できました。

チューン・オブ・モーションでは、土曜日の山本先生が担当されていて、進行速度が速い先生で、山本先生のスピードについていくのはへとへとでしたが、プロの高みを、初学者のうちに垣間見ることができ、現場経験のない自分には、貴重な体験になりました。授業でのモーショングラフィックスの概念や、音と素材の動きに関するポイントを学びましたが、視覚的な要素と音楽的要素には、無限の組み合わせがあることを実感し、技術を磨くことと、表現センスを磨くことの重要さを理解できたと思います。チューン・オブ・モーションも受講したことで、動画表現の無限の可能性を感じるきっかけになり、「モーショングラフィックスの学びを開始できてよかった」と、ほんとうに思いました。また、一緒に学んでいる方がたくさんいるので、誰かの質問が自分のためになったり、グループワークでの個性豊かなアウトプットがいい刺激になって、とてもありがたかったです。

BYNDでのCAMPを通して、モーショングラフィックスの広い世界の「入り口」にたてたと感じています。今後のモーショングラフィックの活用イメージは、一つ目は、「チュートリアル動画や短いPR動画などに、習得した技術を活かし、サービスを向上させ、現在の仕事での貢献度を高めること」。二つ目は、「自分の歌にストーリー性のあるアニメーションをつけたオリジナル動画をつくり、感動を味わえる音楽と映像のショートアニメーション作品を増やすこと」です。まずはこの2つのベクトルから、動画を通して、人を楽しませたり、情報を伝えやすくしたりなど、人と人との円滑なコミュニケーションや意思の疎通の手助けがしたいと思っています。

BYNDER:AYAKO W.
COURSE:モーショングラフィッカー / チューン・オブ・モーション(2017 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー