ビデオグラファー3回目セッションの翌日は、
東京は数年ぶりの大雪でした。
みなさんお怪我はありませんか?
卒業制作も近づいてきたので、ここぞとばかりに撮影したくなる気もしますが、
撮影の心得の1つ、事故を起こさない、です。
こんにちは、TAの水野です。
授業の日曜日はいい天気でよかったです。
今週は土曜日クラスの受講生が2名参加してくれました。
土曜日・日曜日のクラスがある時は振替が可能なのです、なんて素敵。
さて、そんなお二人の自己紹介を終えて、授業は先週のチャレンジの発表から。
テーマは「好きなもの」。
これはこれで難しいのですが、ほとんどの方が提出してくれました。
先週、撮影のコツを習ったこともあってか、
それぞれの撮影の幅や表現に個性が出てきて、
なんというか、その人の思いが見え隠れしてきます。
ビデオグラファーは、人の心を覗くような、ドキドキした気持ちになります。
私はみなさんが出してくれただけで喜びしかなかったのですが、
高瀬先生は厳しく、こういう表現は素人っぽいとか、ズバズバと指摘します。
私も以前、このBYNDのビデオグラファーを受講したのですが、
卒業制作の発表の時に、たまたまいた高瀬先生にすごく指摘を受けたのを思い出しました。
できたことが嬉しい時には、突然の指摘にびっくりするのですが、
口が悪いだけで、笑、ただのクリエイティブへの愛情です。
約1ヶ月の短い期間なので、どんどん挑戦して、どんどん指摘されるのは、
すごく伸びる方法だと思います。
今週のメインの授業は、インタビュー撮影。
あなたにとってのビデオグラファーとは、というお題に対して、
2人1組になって取り組みます。
自分自身でインタビューに答える内容を考えて、カンペに書き込み、
撮影に挑みます。
難しいですよね、ビデオグラファーとは、って。
なんか哲学的だなぁ、っていつも思います。
授業の1回目・2回目は比較的、座学が多いので、
この3回目、いざ撮影をスタートしようと、撮影場所を決めている時は、
急に生き生きとした表情に変わります。
高さをつけて撮影したり、光をうまく利用したり、外に出てみたり、
思い思いの方法で撮影を楽しんでいました。
そして、撮影した後、撮影される側に回ると、
さっきまでの生き生きした表情が嘘のように緊張した顔に。
あー、作り手の人たちなんだなーって感じる瞬間です。
撮影が終わって、少し編集を始めた頃にお昼ご飯。
グルメロケ弁、サンドイッチ。
そんなことより、編集したい、という声が聞こえてきそうなほど、
なかなか取りに来てくれませんでしたが、美味しいサンドイッチです。
インタビューの提出時間は14時50分。
食べるとまた編集の世界へ戻っていきます。
お昼休み。。。
編集が始まった頃に1つトラブルが。
iPhoneで撮影した動画が、プレミアに取り込めない、とのことで。
さて、困った。
高瀬先生も可能性を考えながら調べていた結果、
新しいiPhoneのOSで撮ると、動画の保存形式が最新のものになってしまい、
パソコンのOSが追いついていないという話でした。
おまじないのように覚えていた「H.246」という形式が、
最新のものは「H.265」なのだと。
スマホ先行で技術が変わっていく、現代ならではのトラブルです。
ずっと勉強していかなければいけないのは、どんな業界も一緒ですね。
そしてそんな最新のこともキャッチアップしている業界の最前線にいる人が、
講師ということに改めて安心感を覚えました。
そんなトラブルもありながら、14時50分に無事にみなさん提出終了。
それぞれのインタビュー動画を、こだわった部分を話しながら発表します。
全体的に、もっと素材を撮りたかった、とか、
もっと、こんな感じで文字を入れたかった、とか、
時間に間に合わせるために出来なかったことも多かったみたいです。
でも、インタビューをしたお互いが、お互いのファンになっているような、
心のこもったインタビュー動画で、
他の人の作品を見ることで、また違ったやり方や、やりたいことが出来てきて。
時間どうりに提出して、人の作品を見ることって大切です。
そして相変わらず厳しい高瀬先生の指摘。
えー、口が悪いだけで、笑、ただのクリエイティブへの愛情です。
みなさん、とっても素敵でしたよ。
きっとやりたいことはあるのでしょうけど、見てると口元がニッコリとなりました。
それってすごいことだと思うんです。
今回は授業後の質問が多かった気がしました。
作って、見て、考えて、やりたいことを質問する、とってもいいサイクルです。
そうこうしているうちに、次回は最後の授業になります。
いつも3回目の授業くらいから、表情が生き生きとする姿を見て、
楽しいなって頃に最後の授業なんです。
まだまだやりたいなー。
次回も楽しみましょうね。
( Writer:TA・水野陽介さん )