ビデオグラファー4日目は、いつもの教室ではなく、
「神宮スタジオ |THE ROOF」からのスタート。
国立競技場駅を出るとたくさんのマラソンランナーが走っていました。
朝からスポーツを目にするのは、とても清々しくて、元気な気持ちになります。
いつもと違う場所の朝、って色々なものがキラキラして見えますね。
こんにちは、TAの水野です。
もう最後の授業、せっかく慣れて来たのになーと、少し切ない気持ちになってましたが、
歩いているうちに、いつの間にか今日の授業が楽しみになって、元気になってました。
このスタジオ、私も利用するのは初めてで、
いつもと違うスタジオでの撮影にワクワクしていました。
集まるみなさんの姿も何だか新鮮です。
今日のワークは、「ナビゲーターへお祝いの気持ちを伝える」というお題の動画作成。
2人が1組みになってのグループワークです。
ペアで話し合って、ストーリーと絵コンテを作り、撮影に入ります。
このお題は、前回のセッション終了時にもお伝えしていたので、
自宅から小物を持参してくる方や、ストーリーを考えてくる方、それぞれでした。
ペアになった人と、企画を練ったり、初めてのスタジオを歩いてイメージを掴んだり、
何かイメージが浮かんできた表情をしている人もチラホラ。
この課題、大きなポイントは、2人で1つの作品を完成させること。
実際の仕事は1人で完結することって少なくて、
やっぱり違う役割の誰かと一緒に取り組むことばかりです。
難しいな、って思うこともあるのですが、不思議と人の言葉でイメージは広がるもので、
一人で作るときよりも想像を超えるものができることが多い気がします。
思い通りにならない、って意外と大切なこと。
絵コンテができると、高瀬先生にチェックをしてもらって、いよいよ撮影開始。
思い思いの場所で構図を考えていました。
この日は、ナビゲーターの松井さんも、出演を依頼されることが多くて大忙しです。
スタジオは、全体的に白で統一されていて、光がたくさん入ります。
白って、とっても素敵なんです。
被写体は目立つし、そこに何か色付けもしていける。
バルコニーと屋上もあって、外のイメージ作りもしやすそうで。
私も一緒になって作りたくなる気持ちでいっぱいでしたが、そこはグッと我慢です。
うらやましい。。
実際に外に出るチームも。
残っている雪も見事に撮影してました。
すごい行動力で、みなさんの位置をだんだん把握できなくなり、私は少しアタフタ。
高瀬先生も出演するシーンもあり、演技指導にも熱が入ります。
言われるがまま演技する高瀬先生はとても素直で、見ていて微笑ましくなります。
お昼くらいに撮影が終わって、電車で一駅、みんなでいつものスタジオに戻ります。
今日、土曜日クラスから参加してくれた朝日さん、
スタッフの荷物運びをニコニコと手伝ってくれました。
とっても助かりました。
少し後の電車でスタジオに戻ると、みなさんもう黙々とご飯を食べていました。
食べて、早く大きなモニターで見たいですよね、とっても気持ちは分かります。
編集中は、ペア同士で助け合っているせいか、
もう授業で習ったことに関する質問はほとんどなく、
こんなことをやりたいけど、どうしたら良いか、という表現の話が多かったです。
もうみなさん、立派なビデオグラファーですね。
あとは完成させるだけ。
ある程度編集が終わると、お互い確認して最終調整。
この段階になると自分たちの作品が面白くて、笑い声が絶えませんでした。
良いものを作るためには、何よりも楽しむこと、と私は思っているので、
もう安心して見ていられます。
習得した技術で撮影して、編集して、笑うことができる。
それだけでも今までよりずっと幸せな人生。
そして、また人の発表も見て、新しい刺激も受け、質問して、
もう私が教えることなんてなさそうで、寂しくもありますが、
それぞれが考えたものを見て、私もとても刺激を受けました。
でも、みなさん、お題は30〜40秒ですよ!聞いてましたか!!!
カットできないほど、素敵な映像が撮れたのは良いことですが、
お仕事の時は、そこからさらにブラッシュアップしてカットを選んでくださいね。
もはや立ち振る舞いが漫才師のよう、笑
ペアになった2人の息がぴったりでした。
最後に今日のヒロイン松井さんから、
卒業制作についての案内があり、
キャンプの内容は全て終了。
あとは卒業制作です。
来週、自習の場として、夕方にスタジオを解放するとのことですので、
分からないことがあったら、ぜひスタジオに来て最後の足掻きをしましょう。
スタッフも待ってますのでお気軽に。
みなさんの作品を心から楽しみにしています。
( Writer:TA・水野陽介さん )