元々仕事でAfterEffectsを少し使用していましたが、職種の変更や育休などで何年も触れる機会がなく、いざもう一度動画を作ろうと思った時、思うように手が動かない自分がいました。独学で習得した技術もあやふやな部分が多かったので、基礎をしっかり学び直して動画への苦手意識を克服したいという思いから受講致しました。
6日間のカリキュラムでどれだけ出来るようになるか…。不安を胸に扉を開けましたが、そんなことを考える暇もないような怒涛の一ヶ月が始まりました。山本先生のわかりやすく具体的な講義、質問しやすい雰囲気でぐるぐる席の間を回って下さるTAさん、そんな環境の中気がつくとすごいスピードで授業が進んでいます。先生の言葉を聞き漏らして置き去りにならないように(わからない所はいつでも質問してクリアーできますが)ものすごく集中して受講しました。
BYNDで特筆すべきは、なんといってもグループワークが沢山ある事。2〜4人で作品を制作しますが、習った事をすぐに再現しなくてはならなく、講義を聞き流したりわかったふりは出来ない仕組みになっています(ブルッ!)。しかしその事でより技術が身に入り短い期間でのレベルアップにつながった気がします。ワークを通して自ずとクラスのみんなと話すようになり、刺激を沢山もらって次の授業が段々と楽しみになっていきました。
仕事と育児をしながらの受講でしたが、授業中に保育園から子供の熱で呼び出しがあったり、子供から風邪をもらっての受講だったりと、何かとドタバタで、宿題や卒業制作をやる時間を作るのにも家族の協力が必要不可欠。それでも足りない時は睡眠時間を削ってなんとかこなしました。そしてそんな日々を走りきったご褒美として最後にBYND PICKを頂き本当に嬉しかったです。
サポートしてくれた家族に心から感謝しています。私の姉に「スタートを切ったところで、90%達成していると言っても過言ではない」という言葉をもらいましたが、終わってみて本当にその通りだと実感しました。あの扉を開けたその時すでに、自分で高くしてしまっていたハードルを下げ飛び越えていたのだと思います。もし受講を迷っている方が読んでくれていたら、、ぜひあの鉄のおしゃれな扉を開けてみてください!素敵な世界が待っています。
* etc. *
まず教室のディスプレイに圧倒されましたが、とても居心地がよく一人一人のスペースを広めにとってあるので制作中は集中して作業をする事が出来ました。そして毎回のロケ弁の豪華さ!11時過ぎになるとロケ弁が配達されるのですが、今日のメニューはなんだろうと授業中背中でずっと気にしていました(笑)あとコーヒー/紅茶なども飲み放題なので、よくお世話になりました。授業で頭を使うからか甘いものが欲しくなるので、持参したチョコとコーヒーを交互に口にしながら授業を受けていました。
今後は、まずはBYNDで覚えた技術を使って仕事に生かしていきたいと思います。また卒業制作を作っている中で、学生時代に作品を制作していた感覚を思い出し、プライベートでも何か作っていければいいなぁと思いました。日常生活に埋もれて見えなくなっていた「自分」を発見し表現する場所を作っていけたらと思います。
BYNDER:NORIKO K.
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2018 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー