グラフィックを軸としたデザイン事務所を主宰しています。ブランディング構築におけるコンセプト立案からロゴマーク作成など、Visual Identityの設計を行なっていますが、自社サービスの中で、モーショングラフィックスを合わせて提供する必要性を常に感じていました。

以前から映像には興味がありつつも、実際に学ぶまでにはハードルが高く、たとえ本やチュートリアルを見ても難解に感じて、手も足も出ない状態がずっと続いていました。そんな時、突如「今、逃すともうできないかもしれない」という思いが湧き、覚悟を決めて講座を検索したのがきっかけです。通常業務もある中、「時間もお金もかけるなら、最大限のパフォーマンスを上げたい」という視点で選んだのがモーショングラフィックスを1ヶ月で学ぶ集中講座のBYNDでした。

実際受講すると、そこにはやはり本気で映像を作りたい、AfterEffectsを使えるようになりたいという同志が集まっており、グループワークでは毎度、刺激を受けました。また、先生の「無料のチュートリアルが自由に手に入る中、この講座にお金を払って来てくださった皆さんの役に立つ学校ならではのカリキュラムにしたい」という思いが随所に散りばめられ、計算された短期習得型の授業構成だと感じました。「ロゴに音をつけて動かす」という当初の目的は3週目の宿題までには、なんとかできるようになっていました。

自身もデザイン教育の現場に関わっていますが、飽きのこない楽しい授業を行うことは簡単ではありません。「教え合うことで知識が身につく」アクティブラーニングの手法も取り入れた指導で、集中力を切らさずに、楽しみながら学習できたこと、また質問をし易い雰囲気づくりや、社会人に対する指導の仕方も合わせて、実際に体験できたことは大きな学びでした。

ツールの基本操作を知った今、これからがスタートですが、スタート地点に立つまでに長い時間をかけてしまった私にとっては、非常に有意義な1ヶ月でした。また今後、ディクレションの立場となっても、ソフトをある程度理解し、使える知識を持っていることは大いに活用できそうです。

先生をはじめ、TAとナビゲーターの皆さん、どうもありがとうございました。

BYNDER:MASARU I.
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2018 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー