授業もいよいよ3回目となりました。
今回は、前回の宿題となっていた6秒の作品を発表するところからスタートです。たった1週間しかないので、ゼロから考えて完成させるのは大変でしたが、受講者全員、趣向を凝らした素晴らしい作品を発表していました。
授業で発表された受講者の作品については、過去の作品を含めこちらで公開しています。


BYND6https://www.instagram.com/6seconds_motiongraphics/


発表が終わると、グループワークに移りました。
与えられた素材を使って作品を作る、というのが課題です。
課題はごく普通の棒グラフ。この棒グラフをプロモーションビデオのイメージに合わせ、動的に作成するのが課題のコンセプトだと感じました。
しかし・・・。筆者の場合、まだ素材からイメージを膨らませるところまでたどり着けません。形にするだけでやっとです。
そのほかのグループは、黙々と、着々と作業を進めていましたが、筆者のグループはいい意味で先生からのフォローを受けながら、活発に意見を交換しながらの作業になりました。


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実はこう見えても筆者はデザインの勉強をしています。
もう、うん十年も前の話ですが・・・。
他のクラスメートのようになかなか面白い発想が浮かばず焦っていると、学生時代に担任の先生に言われたことをふと思い出しました。

“人間の「イマジネーション」には限界がある。特にデザインを初めてするときは、経験もないので発想も乏しい。でも、それは恥じることではない。最初は他人の真似事をして作品を作りなさい。作っているうちにどんなに真似をしても全く同じにはならず、自分の色に染まっていることに気づくでしょう。”

ここでいう「他人の真似事」、というのもかなり難しい表現だと思います。真似は、行き過ぎれば著作権の問題に発展しますから。
誤解ないように書きますが、この「真似」とは「コピー」のことではありません。まず、真似をする前にその作品はどのように作られているのか研究すること。その表現をするにはどこをどう動かせばいいのかの習得から始まります。
動き方を習得すれば、ここをこうしたい、この角度をこっちにしたいという欲求が生まれ、操作するうちに真似した作品とは全く別の作品になってしまいます。


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何はともあれ、最初は発想が乏しく自信喪失することも多いですが、諦めずに基礎を確実に習得することが大事と思います。
自信をなくした時にこのブログを読んだ方、とにかく焦らず、他人とは比較せず、慌てずコツコツ地道にやっていきましょう。


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というわけで、残すところ授業もあと1回。群馬県からの通学も終わりが見えてきました。あっと言わせるような卒業作品はできないかもしれませんが、何か一つでも手にできるよう頑張りたいと思います。


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おまけ
本日のロケ弁 とんかつまい泉

学生時代、東京コレクションの裏方の実習をやっていた時、よく「まい泉」のロケ弁が出ました。
今回の授業は、そういったすごく若かくてピュアだった頃の思想や経験を懐かしむ授業でもありました。

 

(Writer:受講生・伊藤純子さん)