私は20代ずっと転職を繰り返してきており、本当にやりたい仕事は何か?考える中で、4月にMARVELのスパイダーマンバースを観て、自分が小さい頃から抱いてきたイメージに近いのはモーショングラフィックスだと思い、映像業界に入りました。初心者として入った職場は雑用仕事メインで、ほとんど制作技術を教わることが出来ない環境であったため、これはマズイぞと思い、学ぶ場所を探していて見つけたのがBYNDでした。受講の決め手は、学ぶ場所のおしゃれさとYouTubeに上がっている受講生作品のレベルが凄かった事です。

たった1ヶ月半で同じくらいの成果をあげるには、独学で勉強するよりずっと効率が良さそうだと思ったし、同じ職場に同年代の人が居なくて寂しい思いをしていたので、同年代の似た業種の人たちとも知り合えたら、今後映像業界でも頑張れるんじゃないかという思ったため受講を決意しました。

受講して良かった事は、他の受講生から刺激を受けられた事と、まず一作目の自分の作品がつくれたことです。特に私が受講した日曜クラスは、大人しそうな人達が多いのに、意外と自由にのびのびと各自の個性を発揮した作品作りをするメンバーが多く、グループワークや卒制発表でとても驚かされ、それがすごく面白かったです。大人になって同年代の人が作る作品を見たり、それに刺激を受ける機会ってなかなかありません。まるで学生時代の続きのような気分でした。全く映像と関係のない医療系大学に通っていたので、もし映像関係の学校に通っていたらこんな感じなのかなとかも思いました。

あとは、なんだかんだいって皆さん大人なので、仕事なども通して沢山の経験から卒制などで追い込みの掛け方が凄いなと思いました。私は卒制でアニメーションのように作ってみたかったのですが、自分で素材を作れる訳ではなく、自分が作品の中に登場する勇気もなく、、、と反省点もたくさんありますが、出来た事も出来なかった事も「作品作りをする」課題が無ければ得られなかった事なので、何が出来て何が足りていないのか知る事が出来て良い経験になりました。

今後はもっといろんな事ができるようになりたいので、引き続き勉強をしたいと思っています。絵が不得意な私ですが、絵が苦手でもシェイプを動かしたり、素材を動かしていろんな世界を魔法のように作れる動画の世界が好きなので、自分で出来る事の範囲を少しずつでも広げていきたいと思っています。

 

BYNDER:YUKO I.
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2019 SUMMER CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー