BYNDを受講している方、これから受講を考えている皆様！
こんにちは！BYND Autumnキャンプに参加することになり、モーショングラフィックス、チューンオブモーション、ビデオグラファー、一眼シューティング、そして、スケッチフォービデオとこれまで携わったことのなかった動画の世界に足を踏み入れてきて早3カ月。。。
怒涛の日々が終わってしまい、今は家でサザエさんを見ながら、最後のブログを書いています。サザエでございます。いえいえ、ナカムタでございます。

本日は、BYNDのワークスプレビューの様子をお届けしたいと思います。ワークスプレビューとは、簡単に言うと、卒業制作発表の場です。それぞれがこれまで学んできたことを元に、卒業作品を作り、それを曜日の違うクラスの方々とも、一緒に鑑賞し、飲んで食べて、語りあって、これまでの努力をお互い労いつつも、これからのスタートに向け親交を深められる素敵な卒業イベントなのです。

私はというと、前回のモーショングラフィックスの徹夜の反省を活かし、今回は絶対に徹夜だけはしないスケジュールを！と思いつつ締め切り3日前になってしまい、会社をお休みしてロケをし、何とか金曜日の締め切りに間に合わせました。ところが、明るくなって作品を見てみたらどうしても直したくなってしまい、若干の修正をしたものを再提出するという情けない状況でした。(※良い子は絶対に真似しないでね。怒られますよ！きっと！笑)

でも、状況には反して、自分の想いを伝えたいものを作品というカタチにすることができたので、すごくスッキリした気分で当日を臨むことができました。

当日は、いつも授業の時とは違いナビゲーターさんやTAさんも少しフォーマルな感じで、教室もオシャレに飾り付けられています。集まってくるみんなも大きな一仕事を終えた感のある、少しすっきりした感じで、遅刻気味に集まってきます。
受付をすると本日の上映順が記載された用紙とマイピックという自分がお気に入りの作品を投票するための用紙が配布され、お酒を嗜みながら、鑑賞できます。

司会の文田さんが、鳴り物を鳴らして会のスタートを伝えると、会場全体が緊張感のある雰囲気に包まれました。呼ばれた順番にスクリーンの手前に出ていき、自分の作品名を発表し、上映を一緒に見てゆきます。

今回は、別のモーショングラフィックスのクラスも合同なので、はじめはそのクラスの発表でした。モーションで作られた作品をみていると、自分たちがモーションでのワークスプレビューを行った日のことが思い出されて、とても懐かしい気持ちになると同時に、自分たちの時とは違った作品の面白さを味わうことができ、2度おいしい気分でした。

間に休憩をはさみつつ、いよいよ今回のオータムキャンプのビデオグラファーメンバーの上映が始まります。上映中はみんな少し照れ臭そうで、「みんなもっとこうしたい」について比較的多くを語りがちではあるのですが、ともに成長してきたメンバーの作品を見ているとどの作品もそれぞれの個性が出ていて、最初の授業から比べると格段のレベルアップをしているのが伺え、とても感動的です。

私は、発表が後半の方だったのですが、たくさん素晴らしい作品が前にでているので、ちょっと恥ずかしい気持ちもありつつ、前回よりもとても晴れ晴れした気持ちでした。

全ての発表が終わると、受付で配られたマイピックの用紙に自分のお気に入り作品を記入します。本当にどれも違う個性が爆発しているので、1つを選ぶのは本当に難しかったです。どの作品も、もう一度家に帰ってみたくなるそんな作品ばかりでした。みんなの投票が終わったあとはいよいよ集計の発表。。。緊張の瞬間です！投票数が多かった作品の受講生はBYNDからご褒美がもらえます！

発表のあとは、TAさんと先生から有難いお言葉を沢山いただき、修了証書の授与もありました。その中でも山本先生の『映像は、国を亡ぼすこともできるもので、今スマホを通して、その武器をみんなが持っているということを念頭においたうえ、どんなものを作っていくか考えてほしい(中略)』というお話がとても印象的でした。

また、ここがゴールでなく、スタートであり、前にいるTAさんや先生と今後はBYNDERとして同じ土俵に立っているという言葉にもとても感慨深いものがありました。これまでは教えてもらう立場だったから、少しのことでも、TAさんや先生を頼りにしていたけれど、これからは自分中心で進めていかないといけないんだな、ということを考えるととても心細いです。

しかしながら、BYNDを卒業すると、卒業生は総てBYNDERという同志になり、そこで相互にフォローしあう仕組みもあるのです。学びは自分中心で進めることになりますが、”人に頼れない自意識過剰な恥ずかしい人間にならない“ように、これからもBYNDERとしてわからないことは諸先輩方にどんどんきいて、自分の血肉にしていきたいと思います！！

BYNDに通っていた3カ月間ですが、学生生活がもう1度やってきたようなとても、濃厚で楽しい3カ月間でした。 動画は私にとっては魔法です。『こんなのあったらいいな』『こんな世界だったらいいのに』をすべて実現できる。そんな魔法をBYNDで手に入れた気がします。これからもその魔法を使って自分の胸の中にあるもの、人の心に届くものを沢山世の中に出していきたいと思います。

そう、本当に今度こそがAutumnキャンプの最後！長きにわたりお付き合い頂きありがとうございました。

（Writer：受講生・中牟田貴子さん）