◎受講のきっかけ

動画制作に興味はあるものの、半ばやる前から諦めていたことを、本格的にやってみたいと思い受講しました。

以前は、ホテルウェディングの映像・写真の会社で営業をしておりました。土日に来るカメラマンや編集者を真似してカメラや、Mac、その他機材を買い始めました。学生の頃に映画をよくみていて、映像が好きだったためだと思います。その頃にBYNDのことも知りました。受講する1年半ほど前のことです。ただ日々プロの方を目の当たりにしていて、自分は趣味でできればいいと思っていました。

それからしばらくして、手術をすることになり3ヶ月ほど入退院を繰り返す日々を送りました。退院したのち、動画制作を本腰入れてやってみたいと思い直し、短期間で、同じ興味がある人とともに、卒業制作ができるBYNDを受講しました。

◎受講した感想

検索すればチュートリアルはたくさんあります。しかし、音と色(スケッチ・フォー・ビデオ)を短時間で全体像を学べたことは、今後知識を深めていく上で大切なものになりました。仮に一人でやっていたとしたら、時間がかかり且つしっかりと学べていない不安感が付きまとったと思います。

また、講座で得られたことは知識面だけではありませんでした。映像制作に向き合う姿勢について考えるようになり、授業の合間にある小話から興味をかき立てられ好きな映画を細かく見返すようになり、すごいと感じた映像の何がすごいかを言語化する意識を持つようになりました。

課題では、動画を撮り始めたばかりで、未熟な拙いものだと不安に感じていました。授業では、つくった動画の意図を汲み取っていただき、一度も否定をされることなく背中を押してもらたことで、不安はなくなっていました。卒業制作では、締め切り2週間前から感じる不安とワクワクが入り混じった気持ち、そして作ったものを誰かに見てもらう緊張感、長く忘れていた感覚でした。

卒業制作中のまとまりのない質問にも、講師、ナビゲーター、TAの方々は丁寧に答えていただき、授業前の朝7時に集合して朝活をするメンバーに出会え、BYNDERのページには卒業後も皆さんが動画制作をし続けていることに刺激を受け、この1ヶ月はとても濃密な時間を過ごすことができました。

富士山を登る準備を自宅でし始めたような段階ですが、最初の一歩を踏み出せたことが嬉しいです。

◎今後の動画活用について

学んだことを活かして、今後もつくることをやめないようにしたいと思います。授業内で10カットを制限時間内で撮影するワークがあったり、毎週の課題など、作ることに重きが置かれていました。チュートリアルをみて終わらず、まず自分の手を動かすことを忘れないようにしたいです。

また、今後知識が増えたとしても、動画の批評家にはならず、作り手の気持ちをまず考えられる人に、竹刀やラケットを毎日振るように、カメラを毎日持って何かをつくるという姿勢で、今後も動画制作に取り組んでいきたいと思います。

BYNDER: HIROSHI .M
COURSE:ビデオグラファー/スケッチ・フォー・ビデオ(2020 SPRING CAMP)
WORKS:ビデオグラファー