2020年春ビデオグラファー、夏のモーショングラフィッカーコースを修了しました高井です。
大学在学中から写真の仕事を始め、20年以上スチールカメラマンとして活動をしてきました。身近には映像を生業とする友人が沢山いて、彼らを横から見て動画技術の専門性の高さに「自分などが”にわか” で手を出して良いものではない」と思い動画には手を出さずに過ごして来ました。
しかしながら、スチールカメラマンへの動画撮影ニーズはどんどん増してきています。昨年末頃、しかたなく重い腰を上げ仕事用の一眼レフで動画を録りはじめました。録ったは良いものの動画編集ソフトをどう勉強すれば良いのか・・・。悩んでいる時に知人である先輩フォトグラファーが制作したBYNDのファイナルワーク作品をSNSで目にします。
驚きました。先輩も数ヶ月前までは動画を専門的に触れたことはなかったはずなのですが、その作品は仕事の作例として公開できる完成度の高いものでした。すぐに個人的な努力だけでこのレベルに到達するのは無理だと確信し、受講を申し込みました。
実際に受講してみると授業内容は密度が高く、先生との対話はやる気どころか創作意欲までも引っ張り出してくれるものでした。講座内容は実践的な技術を中心に進みますが、授業からは「なぜ表現するのか」「表現する楽しさとは何か」まで立ち返えるような奥行きを感じることができます。クラスメイトと互いの作品を見せ合うことが自分の作品づくりへの良い刺激となりました。
カリキュラムが進むにつれ、20年のカメラマン生活で知らず知らずに出来ていた目に見えない表現上のルールが引き剥がされ、そこに動画という新しい表現方法が染み込んでいくのを感じました。受講のたびに新しい表現方法を使って何かを作りたい気持ちが湧き出てきます。仕事のニーズから習うことを決めたはずが、いつの間にかその場は表現の楽しさ思い出すきっかけになっていました。その環境を失いたくない一心でそのままモーショングラフィッカーの受講も申し込んでしまいました(笑)。
ビデオグラファーの受講を終えファイナルワーク作品をSNSで発表すると、すぐにいくつかの取引先からお声かけを頂きました。進行中の仕事も含め動画の仕事、ありがたく頂いております。
でも実は僕がBYNDで手に入れた一番大切なものは、お仕事のための技術だけではなく、共に授業を受け同じ課題を乗り越え、それぞれ個性的な作品を生み出し刺激をくれる仲間や、創作への意欲なのではないかと思っています。
金額的に安くないと迷ってらっしゃる方。お金では買えないものが手に入ります。ガチです。おかわりしたい位ですが先生方に呆れられてしまいますので、この先はBYNDで知り合った仲間たちと切磋琢磨していきたいと思います。
BYNDER: JUN .T
COURSE:ビデオグラファー/スケッチ・フォー・ビデオ/一眼動画シューティングキャンプ(2020 SPRING CAMP)/モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2020 SUMMER CAMP)
WORKS:ビデオグラファー/モーショングラフィッカー