消費税増税を間近に控えた2020年6月28日。私は人生で一番大きな買い物をした。
Macbookpro16インチ。とにかく勇気を出した。
半年前の私はというと、5年そこそこ働いた会社をやめて特にやりたいこともなくフラフラしていた。そんな自由に生きている(ニート)私をみかねた友人が、「なにかPCスキルを身につけたら?AfterEffectsとか」と提案をしてくれた。何を言っているのかよくわからなかったが、これからの時代はそれがイケてるとのこと。そこで、Macbookを購入することにしたのだ。
ちなみに当時の私のPCスキルは、文字入力が一応できる。以上。アドビ?なにそれ美味しいの?といったかんじ。とりあえずAfterEffectsとやらをインストールして、YouTubeにあがっているチュートリアルをやってみた。が、とにかく難しい。難しすぎる。犬が下から飛び出てくるはずなのに、犬が一生出てこない。私の犬は何処へ?
藁にもすがる思いで、コメント欄を見ると、「初心者にもわかりやすい説明をありがとうございました(*^◯^*)」世知辛い世の中だ。
いつもならここでそっとPCを閉じてしまう私だけれど、初期投資を考えるとそうもいかない。そこで「AfterEffects 学校」と検索し、一番上に出てきたBYNDにお世話になることにしたのだ。
そんなこんなで久々のスクール通いをはじめた私だったが、振り返るとBYNDを選んで本当に良かったと思っている。その最大の理由は、T先生の存在だ。
T先生は、なんというか「先生っぽくない」先生だった。堅苦しさが一切なく、ユーモラス。薄々感じている方もいるかもしれないが、私は昔からふざけることが大好きだ。BYNDの課題でも何度かふざけてしまった私だったが、T先生はそれを咎めるどころか、一緒に楽しんでくれ、心に残るアドバイスもくれた。もちろん人柄だけではなく、T先生の授業はとてもわかりやすく、気づいたときには、犬を飛び出させるどころか大量の犬を踊らせることもできるようになっていた。
もうひとつ挙げるなら、お洒落な空間で学ぶことができたということ。「そこ大事?」と思われる方もいるかもしれないが、これがけっこう私には大事だった。
ハイセンスなヴィンテージ家具と雑貨で作り上げられた空間は私のモチベーションを上げてくれただけでなく、「私ってクリエイティブだわ~」という気分に浸らせてくれた(※個人の感想です)。これから受講される方にも、ぜひその気分を味わってみて欲しい。
ところで、現在の私はというと、やはり変わらずニートではある。でも、半年前とは違うことがある。それは、大志を抱いたニートだということだ。
ちなみに、年末ジャンボは毎年買っている。
BYNDER:YUKA.C
COURSE:ビデオグラファー/モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2020 SUMMER / AUTUMN CAMP)
WORKS:ビデオグラファー/モーショングラフィッカー