受講のきっかけは知り合いとMV動画を作ろうとした事です。一人でネットに書いてあることを頼りにやってみたり、撮影や動画編集できる専門の人にやってもらおうか等と試行錯誤していましたがすぐに限界を感じ、行き詰ってしまいました。どうすればいいものかと思っていたある日、たまたまBYNDのホームページに掲載されている卒業生の方の作品をみた事がこちらの学校との縁をつないでくれました。いくつかの作品が自分の感性とピシャリとあった、自分の目指す作品性と近かった、さらにひとつの講座にたった1ヶ月間通って身につけようという他の学校にはなさそうなところも気になり気がつけば入学説明会の参加ボタンを押していました。
勢いで入学してしまったけど授業についていけるだろうか、そもそもAdobe製品も使ったことがない、AdobeどころかMicrosoft製品ですらも怪しい私でしたが回数を重ねるにつれ慣れてきた事、こんな自分でも見捨てることなく親身にご指導下さった先生方のおかげでそんな不安はすぐ吹き飛ばされました。
入学時はモーショングラフィックスの講座からスタートしましたが、最初の頃はMV動画を作りたいという思いはどこかに吹っ飛んでしまうくらい難しく(そもそもモーショングラフィックスとは何なのかを知らなかった)、先生やTAの方を独占してしまいました。卒業制作も本当にできるのかと不安でしたが、授業が進むにつれて気づけば感覚で基本的な操作はできるようになっており、改めて通ってよかったと思いました。普段PCに接する機会があまりない、デザインと関係のない仕事をしている私がここまでできるようになったのは奇跡です。
授業は休憩含めて6時間×4回(オプション講座が2回)個性的な先生方に教わる毎回の内容がとても濃密で興味深く、自分の学生時代が毎日こうだったら楽しかったのにと思えるようなものでした。授業は現地だけでなく配信でも参加できるようになっており(私は全部現地で受講しましたが)うっかり聞き逃したことがあったりノートをとらなくても、あとで動画を見返せるので心に余裕をもって受けることができました。まわりで受講されている方は年齢層や職業もいろんな方がいらっしゃり、他の人が作られた作品(授業課題)にこんな発想や方法があるのかと刺激を受けたりそういう意味でもBYNDに通ってよかったと思っています。
趣味で日頃からYouTubeなどいろんなジャンルの動画をたくさん見続けてきましたがこの3か月で動画を観る視点も変わりました。今後も間違いなくいろんな動画を見続けていくスタンスは変わらないし、さらにMV動画作成にもう一度リベンジする!(3ヶ月前の自分とは違うし)予定です。山本輔先生がおっしゃったように「使いこなせるようになったらこんな素敵なおもちゃはない」を今後も実感できるように、動画を使って自分の思い描いている世界観を表現していきたい、新たな動画の技法や手法を自分のものにしていけるよういろんな動画を作っていけたらと思っています。
卒業してしまいましたが、永久に通えるようなシステムにしてほしいくらい素晴らしい学校でした。動画の世界は技術などの進歩がはやいので時が経ってついていけなくなったらまたお世話になるかもしれません、その時はよろしくお願いします!
最後になりましたが山本輔先生、武井先生、宮地先生、文田先生、TAの千葉さん、宮本さん、本当にありがとうございました。
BYNDER:YUMA.A
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション/(2021 SUMMER CAMP)/ビデオグラファー/スケッチ・フォー・ビデオ(2021 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー