普段は「EDIUS」というソフトを使用し、結婚式の現場で「撮って出しエンドロール」の制作をメインで行っており、Adobe系のソフトは独学で少し触る程度、どちらかといえば敬遠気味。そんな時に卒業生である社長から声をかけられてBYNDの存在を知りました。仕事の性質上、基本が実写動画の編集だったため、AEなどは本当に未知の領域。ただ、一人の映像編集者として、一つのソフトや分野を極めることは大切と思いつつも、それだけに偏り視野や想像範囲が狭くなることは、今後の活動にもマイナスと感じ、会社からもらった機会をありがたく利用させていただくことにしました。
映像制作は技術だけでなく、作り手の感性によって大きく方向性が分岐するものです。単純なシェイプの動かし方、簡単な実写動画のカラコレ、どれか一つとってもそれぞれの個性によっていろんな表現方法があります。BYNDに集まった生徒の皆さんはそれぞれ年齢も性別も仕事もバラバラ、でも全員が映像に対するベクトルが高く、一つの課題に対して幾つもの答えが生まれ、それが自分にとっては大きな刺激になりました。過去の卒業生の作品も見させていただき、みんないい具合に壊れていて…笑
まだまだ自分も視野が狭かったなと思うことが多く、技術云々もそうですが、講師の方も含めた多くの人とお互いの価値観や考え方、感性を共有でき、映像編集をこれから自分のツールの1つにしたいという人との繋がりを得られたことが、今回受講した中で最も大きな収穫だと思います。
会社に居続けるかフリーランスになるかは別として、僕はこの先も死ぬまでブライダルの編集マンとして生きていくつもりなので、BYNDで得た知識や技術を新郎新婦様のため、今後作る映像にアウトプットしていきたいと思います。また、ここで出会った仲間とまた集まってそれぞれの仕事の話をしたり、時には一緒に仕事をしたり、個人として、クリエイターとして、繋がり続けていけたら、とても幸せなことだなと思います。
BYNDER:MASATO Y.
COURSE:モーショングラフィッカー、チューン・オブ・モーション(2022 WINTER CAMP)/ビデオグラファー、スケッチ・フォー・ビデオ(2022 SPRING CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー