私は現在、美容系Youtuberの動画の編集業務や事務作業などを行っています。主にターゲットになってくる世代は18歳〜20代前半の女性層でその方達がどうしたら見てくれるのか、どうしたら購買などその先の部分に手を伸ばしてくれるのかを考えていました。そんな中いろんなスクール(8社ほど比べてました)を見てピンときたのがBYNDでした。

ちなみにそれ以前では、18歳で高校を卒業し上海に単身留学→フリーター→特殊高所作業員→介護士→そして今に至ります。ただその移り変わりの中で少しずつ手をつけていたのが動画の編集でした。ニコニコ動画⑨の時期くらいにAVI Utlというフリーソフトとゆっくりボイスのフリートークを使い、ゲーム実況とMAD動画を1〜2年ほどやったのが自分の動画製作の始まりでした。

仕事をしながらも趣味の範囲でいろんなことを学ぶことができるこの手の職種は突き詰めれば詰めるほどできることが増え、やりたいことも増えていきました。もともとプラモデルなどを作ることが好きな人間ではあったので性に合っていたというところもあるのかもしれないです。

そんな経験もあって知り合いから動画の編集依頼が来るようになり、Illustrator、Photoshopに手を出し、チラシを作り名刺を作り、気づいた時にはweb製作(フロントエンド、デザイン)にまで手を出していました。
学ぼうと思えばなんでも学べる世の中ですが、とは言え実際の仕事という環境の中で行うことと学んだことで行うこととのギャップの激しさは痛感していて、今回の4回+2回のオプション講座ではそのあたりを学ぶことができたと思います。

独学で勉強するにもやはり限界があり、スクール等もいろいろ検討していましたが、基礎的な部分よりも「実際に現場ではこう言ったものを利用している」などリアルな話が聞ける環境だったのは正直すごく良かったと小学生なみの感想しか出てきませんがこれに尽きると私は思ってます。

またクラス制を導入していることでクラスの仲間内でお互い伸ばし合いながら楽しく授業も受けられ、卒業後もそのつながりを生かすことができるため、数あるスクールの中でもこれほどいい環境と実績を兼ね備えているのはなかなかないなと思いました。

ちなみに現在進行形で同じクラスの方とお仕事をしています。こう言ったつながりを得られるのもやはりBYNDだったからこそ得られたものだと思いました。

卒業制作についてですが、自分は元々MVを作りたいなと思って計画をしてたのですが内容も中々決まらずだったので、薪くらいの燃料をいただければバンバンざいの思いでお仕事をいただいている方に相談してみたところ、ガソリン並みの燃料をいただく事ができ、感謝しか言葉が出ませんでしたがプレッシャーが尋常じゃなかったのだけは覚えています。

作品の方向性としてはまず出ているクリエイターの方達をどう見せていくかを考え、それからシーンごとに分けてどうやって文字を動かしていくかを考えました。アニメーションのかっこいい・かわいいは副次的な効果で、メインになってくるのはあくまでも出演者の方なのでそこをどう見せていくかが悩みの種だったのですが、そういった悩みの相談にも乗ってもらえ、最後は自分の今持てるものを駆使した作品を作る事ができました。

詰めればもっといろいろできただろうなと思うところもありますが時間の関係と現在のパソコンのスペックなど考えれば考えるほど沼にハマっていく感覚がありました。やはり一番大事なのは納期でその納期に合わせてできること・やれることを限定していかなくてはならない、そんなことが頭をよぎり「これ以上やったら確実に時間がオーバーし次の日の仕事に支障が出る」と切り上げて、周りが作業中という感じのLINE通知を見ながら夜の街にくり出て食べたラーメンはめっちゃ美味しかったです。

編集者の目線と視聴者の目線、ズレがある中でどうやってそれを詰めていき万人受けしやすいものを作るのか、そこを自由に考える経験ができてすごく楽しい2ヶ月でした。


BYNDER:KOUSEI T.
COURSE:モーショングラフィッカー、チューン・オブ・モーション(2022 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー