きっかけは、私の務める会社のボスが発案した“認定クリエイター制度”。このBYNDを卒業していくつかのコンペで入賞を繰り返すと認定クリエイターとして手当がもらえるというもの。休日を利用すること、勤務時間内に学校の作業をしないことを掟とし、東京のど真ん中、洒落た大人のたまり場みたいな教室で映像の授業が受けられる……手当云々はさておき、学校に通わせてもらい、映像の勉強が出来るなんて何たる好機。と即レスで立候補したことが大きなきっかけでした。
会社では印刷物のデザイナーをしたり、商品の企画・開発をしたり、販促・PRの仕事をする中で、ディレクションをする立場で映像づくりにもトライさせてもらっていましたが、自分自身でAeやPremiereを使っての動画作成はあまり経験がありませんでした。
そんな私が語る、BYNDの面白ポイントは、
【1】経験豊富で語彙力豊かな先生方
【2】他業種の個性豊かなクラスメイトとの出会い
【2】イタ気持ち良い程度の甘くはない宿題
です。
先生方の動画づくりへの愛情が、BYNDでの動画作りに没頭するエンジンにもなりましたし、初心者の気持ちをよく理解してくれる言い回しに何度も救われ、諦めずにやり遂げることが出来ました。どんな言葉を遣うひとから教わるか。これって結構大事なんだな…とラッキーを感じることも多々。また、操作方法の説明だけでなく構成・構図・色味・音の理論等が学べたことは大きな力となり、見る目も養われたような気がします。とにかく動画というコンテンツの面白みが深くなりました。
また、クラスメイトとの出会いも大変貴重で、卒業後にも繋がるご縁が得られたことも大きな収穫です。今でも何度か手を動かす機会を得るために、皆で集まったり新作を見せ合ったり、別のクラスの方たちとも交流を深めたりしています。そうでもしないと、忘れてしまうから。ご縁や交流を持つことで得られるなにかを大切にされる仲間に出会えたことも、ラッキーでした。
課題は正直、しんどかったです。とくにAeのクラスは、授業で教えていただくこと+自分で調べなければわからないことも多く苦労しましたが、仕事の時間以外に仕事以外のことで悩めることは、個人的にはリフレッシュにもなりました。ここで諦めてしまったり、飽きてしまったら、折角の好機が無駄になってしまう…だからなんとかついていきたい…!と自分を奮い立たせるも、自分にがっかりしたり…でも授業に行けば他のクラスメイトの作品に刺激ややる気をもらったり。楽勝でもなく、ゲキムズでもなく、ちょっとキツイ程度の課題と向き合った時間も宝物です。
BYNDER:MARINA O.
COURSE:ビデオグラファー、スケッチ・フォー・ビデオ/モーショングラフィッカー、チューン・オブ・モーション(2022 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー