こんにちは!デザイナーのhamaです。
ビデオグラファーオプション1日目をレポートします。
残り2回の授業、内容も高度になってきました。佳境に入ったという感じです。それではいってみましょう!
今回は音についての授業。今までなんとなく良い音・悪い音の区別はつけていたような気がするけど、音の良し悪しって言葉では形容し難い。この感覚、何て言えばいいんだろう…
そんなあなたに朗報です。この授業後、「音に抜け感が欲しい。800Hzでブーストしよう。」などという言葉がなんとなく理解できるようになってくるのです。
耳を澄ませて音を聴いてみる。(居眠りしているわけではない。)
う〜ん、いい音…なんだが、なんでいい音だと感じるんだろう?
映像の半分は音でできている。映像の良し悪しの大部分は、音によって左右されてしまう。どんなに素晴らしい画を作っても、乗せる音がショボいとショボショボ動画と化してしまうのです。
音は空気の振動なので、波形で表すことができる。自分の声を録音して、PremireProで読み込むと、声の波形を見ることができます。自分の声が人にはどんな風に聴こえているのかが可視化されます。
ナレーターや役者など発声のプロは、声の大きさ・高さを一定に保って発声できるため、波形が一定になるらしいです。イケボは作れる。(訓練すればある程度は。)普通の人が普通に話すと、気づかないうちに声のトーンが下がっていたり、音量が小さくなったりしているのです。
音の波形を見た後、インタビュー映像の声を加工する実習に。不自然に反響している、音がこもって聴き取り辛い…といった感覚を、「パラメトリックイコライザー」「リバーブ」などのPremireProの機能で修正していきます。
この日のロケ弁は、その界隈で有名なオーベルジーヌのカレー。とろみの強いこってり欧風カレーで、鶏肉が大きい。超ガテン系です。猛暑で夏バテ気味の体に、辛口のルーが染み渡ります。暑い日には辛いカレー!美味しいです!
午後の授業も、イコライザーで音をゴリゴリ加工していきます。
微妙な音の違いを聴き分け、より聴こえやすい音に編集していきます。なかなか神経を使う作業です。
音を加工しすぎると、AIみたいな抑揚のない声になったり、変な所で音が消えたり割れたりしてしまいます。ピンマイクまたはガンマイクがあると、あまり加工せずとも聴き取りやすい声が録れるといいます。ほ、欲しい…
最後の実習時間で、素の動画素材に別録音の音を音を乗せていきます。動作音と環境音を後から付け足すことで、ものすごく臨場感が出ました!特に左から右に動く対象物に合わせて、動作音の出る方向も左から右に移動する加工を行うと、自分がまるでその映像の中に入り込んだかのような聴こえ方になりました。
音の出る方向の加工は、ライブ映像などでもよく使われているらしいです。今まで一台のスピーカーでしか視聴したことなかった…今度ヘッドホンかイヤホンで聴いてみよう。
授業の終わりに。映像のBGM選定のコツを教えてもらいました。視聴しだすと何日でも無限に時間がかかってしまうため、ある程度音の波形で見極めるのがポイントです。
今回の音の授業を終えてみて、今までちんぷんかんぷんだったスピーカーやイヤホンのイコライザーをいじってみたくなりました。授業内容を忘れないうちに、耳を鍛えてみたいです。
現場からは以上です!
(Writer:受講生・hamaさん)