こんにちは。
とうとう最後の授業の日がやってきました。
振り返ってもまだ記憶が新しいこの一ヶ月。
学びが尽きず、まだまだ覚えないといけないことだらけの状態で上書きし続けたこの一ヶ月。
夢のようなひとときでした(まだオプションもあるので2回授業がありますが)。
そうそう、今回もお伝えしたい「BYNDが他の学校とは違う理由」。
何より魅力的だったのは「講師の皆さん」です。
BYNDを知ったきっかけは弟が通っていたからで、結果他にもご縁があったことが後々わかるのですが、何よりWEBサイトで拝見した講師のみなさんの姿がとても「現実的」に私には見えました。
現実的、というのは、生徒を集めるために盛るわけでなく、いいことばかり言うわけでなく、本当にここでできることを正確にアナウンスされているように感じました。私の場合はフォトグラファーなので素地はあります。なので私の状態で学べばこれくらい理解できるようになるんだろうなぁ、というイメージが明確にできました。
また講師の皆さんの紹介もBYNDは「スタッフ」としており、その姿勢にとても共感しました。 他校では○○先生の華々しいキャリアを羅列して掲載してありますが(悪いことでは無いで す)、この先生はこんな仕事をしてるからすごい!よりも受講生に向けてのメッセージに重きを置いているように感じました。
先生に対するバイアスがない方が集中して授業を受けられて私はありがたかったです。もちろん講 師陣は皆さん現役バリバリの一流選手なのでご安心を。
また、アフターフォローもとても充実しています。アーカイヴ動画はもちろん、たくさん資料もいただけるし、質問も随時答えてくださいます。そんな講師の皆さんに支えられ、4回目を迎えるにあたりとても高い満足度の中で学んでいます。頭はぐっちゃぐちゃになりますけど(笑)
環境、作品、講師陣。BYNDは本当に面白い。
ではビデオグラファーコース、最後、第4回目の授業のレポートを始めましょう。
第4回目
1限目
今週もジョグタイム(先週の感想や気付きをチームで語らう)の後に先週のチャレンジ講評から。
同じ場所で同じ授業を受けていたのに作り方撮り方感じ方、見ているところは全員違います。私以外の皆は文字もしっかり入っていてかっこいい!私は教えていただいたワークフローに忠実に動画編集を構築しようとしたら、小さなこと(今回は音量の調整、途中で大きくしたり小さくしたり)のやり方がわからずそこに大きく時間を使ってしまいました。また、編集時に使用しなかった動画も一緒に書き出すという笑っちゃうイージーミスをしたので、当然のことながら今後はしないように。他にもたくさんタスク先生からご指摘だけでなくお褒めもいただき、一個一個を糧にし身につけたいなと実感しました。
社会人で一週間、限られた時間の中で課題をこなす。人それぞれもちろん違うけど、おおよそだいたいの生徒にとって楽な工程ではありません。でも、こうやってみんなで見せ合う時間が楽しみ で、反応もダイレクトにもらえることはとても貴重で刺激になります。
伝えたいことを画と音で表現する。
企画を作り、企画に沿った撮影ができ、企画に沿った編集ができる。
授業のノートに、私が一番知りたかったこと、やれるようになりたいことが書いてありました。
4回目の授業の中で、それを実現するために必要な知識をたくさん学んでいます。
2限目
2限目からは、
・センスによらない動画テキスト
・コンセプトの決め方
をタスク先生の作られた動画を教材に学んでいきます。
それを理解するためにもたくさん知っておかないといけないことが。
動画へのテキスト挿入はimovieなどの簡単なソフトでは経験がありますが、自分のイメージを持って文字を入れることは経験皆無です。今ここ、が大切なのは十分わかっているつもりですが、わからないことがたくさんあると全てを置きにいきながらなんとか授業を聞くことに集中。ですのでその後復習の意味も込めてブログを書かせてもらえるのは貴重な時間です。それでもやっぱり知らない単語(エッセンシャルグラフィック、とかカーニング、などなど)。これらをまずは血と肉にすることから始めなくてはいけません。そしてコンセプトの話へ。ファイナルワークへの革新に近づいていきます。お昼を跨ぐので、3時限目にまとめましょう。
BYND名物ロケ弁タイム。
本日はご用意いただいたのは、「鳳凰苑」のWメインと8種の中華総菜お弁当海老チリソースと青椒肉絲。
パッケージにお品書きが書いてあり、綺麗な盛り付けでなかなかの高級感です。
男子たちが「一番好きかもー」と言っていました、確かに色々な種類がたくさん入って宝箱のよう。色味も綺麗で味もそれぞれしっかりと美味しい。でも、私的には先週のわんぱくなかつおめしがサイコーでした。もう一度食べたいなぁ。
3限目
2限目の終わりの内容からになりますが、私が一番知りたかった「コンセプトの組み方」に入っていきます。タスク先生の作品を教材に授業は進みます。思いを形にしていく方法。上下軸と左右軸に画質と編集を対に、TAKE(ドキュメンタリー/ RUN&GUN)とMAKE(作り込む)を対にした表に、どんどん作品の方向性を入れていきます。私の頭の中のモヤモヤもなるほどスッキリと晴れ渡っていきます。
動画の長所と短所を考えたり、ファイナルワークに向けて現実的なこと、自分の持つ機材、時間、場所、コスト、などなど。それを使用して魅力的な作品を作るためにとことん現実と向き合うことを教えてくれます。そして「コンセプト的なキーワード5つ」とそれを動画にするための表現技法、そしてもっと具体的な動画のイメージ、(テキストやナレーションを入れるのか、など) を配布されたシートに記入していきます。確かに、これを書いていったら動画作れるな!と納得。
とりあえず探りながらも絵コンテも描き進めていくと、見えなかったものだだんだん見えてきた感覚になりました。その後タスク先生のかいたプロの絵コンテに驚愕!めちゃめちゃわかりやすくて上手でした。そしてもともとあったカットを自分たちで考えて繋げるワークへと続きます。
4限目
全部書けないのがだんだん悔しくなってきました。
もっと細かいことを教えてはいただいているのですが、全部書くとかなりの量になります。
でもそれでも本当は全然足りない。そう、学べば学ぶほど動画の世界はタスクが多い。先生のお名前が「タスク」先生だなんて、芸名かと思うほどです(今度確認しよう)。
記念すべき最後の授業はタスク先生の作られた動画の導入の部分を自分たちでここBYNDで作ること。私が作った絵コンテの整合性のなさについてみんなで色々考えました。ここに関してはすごく難しくて、動画作成の上で何を大切に考えているか、が如実に影響したように思います。時間も限られているので、私も正直この時に全て理解できていたとは思いませんが、きっとこれから理解できていくのではないかと思います。でもその中でタスク先生が動画を構築するときに教えてくださったテクニックは、本当に目から鱗というか、気付きの連続で、そうか、そう考えると見えてくるのか、と思うことがたくさんありました。
最後は撮影。実技です。この撮影がまた楽しかった!一緒のチームのみんなのアイデアが面白くて、チームで作ることの楽しさを存分に感じました。いつか機会があればクラスメートのみんなと一緒に作品を作ってみたかったなぁ、なんてほのかに思ってみたり。
いつも通り気付けばあっという間に授業が終わりました。
オプションもあるので後2回、まだ一緒に授業を受けられるので寂しくはありませんが、終わったことにびっくりしました。早すぎて。
もしかしたら全員一緒にいるのは最後かもしれないので、みんなで記念写真。
なんか文化祭終わった後のような空気感。
授業が楽しいなんて初めての経験かもしれません。
この楽しさを、ただの思い出にしないように頑張らないと。
頭はまだまだ書き込み作業が終わっていませんが、まずはとりあえず、4回のビデオグラファーが終わりました。タスク先生、TAの文田さん、武井さん、本当に細やかなフォローと素晴らしいご指導、ありがとうございました。クラスメートのみんなもありがとう。みんな聡明で優しくて、想像力豊かでサイコーでした。一生忘れません。
ということで引き続きオプション講座もよろしくお願いします。
BYND名物放課後。文田さんのカラグレ講座のプロローグ。次回は富士フイルム使いの私は待ちに待ったルックトレーニングです。
(Writer:受講生・藤村ノゾミさん)