普段は、Webディレクターをしています。最近動画の制作依頼が増えたことがきっかけで、動画に興味を持ち、学校説明会に参加しました。きっかけは仕事でしたが、仕事に生かすというよりもただただ「やってみたい!」という気持ちが大きかったです。言葉で説明することに苦手意識があったので、自分が頭に描いたことを動画で表現できたらいいなあ、ワクワクするなあ、仕事にも生かせるなあ、一石二鳥だなあという気持ちでした(笑)学校説明会はたまたま一人だけでしたが、1対1でとても丁寧に説明してくれました。IllustratorやPhotoshopも超初心者、しかも40歳過ぎの年齢で馴染めるだろうか…という不安もありましたが、一つ一つ相談にのっていただき、初心者でも問題ない、受講生の年齢も幅広いので大丈夫ということで不安も減り、学びたいという気持ちが一層強くなりました。

BYNDに一番惹かれた理由は、各コース1ヶ月で学ぶことができることでした。その分、1日1日が濃密な時間で、あっという間に過ぎていきます。ビデオグラファーは偶然にも全員女子。ほとんどの人がカメラマンだったり、そうじゃなくても自分のカメラを持っていて、私だけ持っていないことに焦りましたが、高瀬先生はじめ、同じ受講生からカメラについていろいろと教えてもらうことができました。当然ですが、みんな真剣に学びに来ている人ばかり。遅れをとらないように必死でしたが、休み中の楽しい会話で和んだりと、集中力を切らずに受講することができました。モーショングラフィッカーではAfterEffectsを使ったいろんな表現方法を教えてもらいました。CMや映画のオープニングで見たことのある文字や図形の動きができた時には、おお!と声をあげたくなるくらい嬉しかったです。

どちらのコースも最後に修了課題の発表会があります。作品を作る、それを発表するというのは大変で、緊張もします。でもそれがあるのとないのとでは全然違うと思いました。とても貴重な経験でした。短期間で学ぶのは大変なこともありますが、高瀬先生やタスク先生、松井さん、TAの皆さん、BYNDのスタッフの方々、同じ受講生のみなさん、美味しいお昼のお弁当が支えてくれました。

受講を終えて、何を撮るか、作るか、決めたテーマをどうしたら見る人に伝えることができるのか、それを考えるのがとても大切だと感じました。また作りたいものを形にするためには技術も必要で、カメラの撮影にしても、PremiereやAfterEffectsにしてももっとできることを増やしていきたいという欲がふつふつ湧いています。仕事としては、動画を制作する上で何が必要なのかが掴めたので、それを生かすことができたらと思っています。個人的な制作としては、以前ギャラリーで働いた時に出会った作家の制作風景の動画やストーリー性のある動画を撮ってみたいですし、AfterEffectsを使った表現にも挑戦していきたいです。


BYNDER:MIO K.
COURSE:ビデオグラファー/スケッチ・フォー・ビデオ/モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2017 AUTUMN CAMP)
WORKS:ビデオグラファー / モーショングラフィッカー