SUMMER CAMP ビデオグラファー 1日目 8/22
今回からビデオグラファーの水曜ブログを担当するYです。
会社では、国内外の文化財をデジタルアーカイブし、それらをVRや映像などに展開してシアターで公開するような事業のコンテンツ制作ディレクションをしています。
社内で映像編集に携わることも増え、これまで自己流で行ってきた撮影〜編集フローをあらためて基礎から学んでおこうと思った次第です。
先日の土日、スケッチ・フォー・ビデオを受講し、BYNDの雰囲気にもすっかり馴染みました。
タスクさん、大野さんにお世話になり、終わった後には軽く打ち上げまでして楽しいひと時を過ごしました。
今日はいよいよビデオグラファーの初日。
また真夏が戻ってきたような暑さの中、青山のスタジオに汗だくで到着。
受講者は10人。女性6人男性4人。
通販の映像制作会社の人や美容室勤務の人、会社を退社してインドに旅立つ予定の女性、自称社会不適合者の会社経営者、などなど
様々な人たちが集まりました。
自己紹介が一通り終わってから早速premiereに触ってみる。
まずは画面を構成している各パネルの解説、ワークフレームの構成と使いやすいスタイルなどを教わりました。
普段premiereを使ってはいるが、意外とこういうところを知らなかったりする。
プロジェクトウィンドウ内のフォルダ整理、タイムラインウィンドウの使い方という基本的なことを学び、
「トラック、クリップ、インジケーター」の解説。
ショートカットの話に触れたところでお昼休み。
魚とチキンのロケ弁を頂きつつ、ヒロさんと話し込み盛り上がる。
そして午後のレッスン
引き続きタイムラインを色々といじり、細かい部分で目から鱗。
クリップとクリップの間のブランクを選択してデリートすると詰められる、ということを初めて知った。
こういう部分は基礎から教わらないと見落としがち。
そしてタスクさんのショートカットカスタマイズもなかなか参考になった。
左手の楽なポジションに、タイムラインの拡大縮小、デリートなどを配置する、という細かな設定がストレスを軽減し、長時間編集ワークを可能にする。
長年編集ワークを培ってきたタスクさんの話は説得力があります。
Final Cut proと違ってpremiereはトラック上にブランクが残ってしまい、これをケアするのが面倒だな、と思っていたが、複数のブランクを一括で消す、
という裏技を教わり、これには膝を打った。
次にエフェクトの設定方法。
エフェクトパネルから適用したいクリップにドラッグし、プロパティで操作。
AEのようにレイヤーの中で操作するのとは違い、エフェクトコントロールパネルという定位置があるので、慣れればこちらの方がやりやすいのかも知れない。
AEは縦へ重ねるレイヤーの概念。premiereは横に並べるトラック構成。
大まかな操作を把握してきたところでDL済みの素材を使って実際に編集してみる。
動画、静止画、音を配置する。
動画の使いどころで切っては消して、ブランク詰めての繰り返し。ラジオ体操のように繰り返し。
イン点アウト点決めてタイムラインに持ってくるよりこちらの方が効率的とのこと。
こうした作業をしていると、編集作業と料理って似てるな、とか思ってしまった。
巨大なまな板に食材をドンと乗せて、包丁で切って捨てて、必要なところだけまとめて炒めて、みたいな。
きっと映像編集のうまい人は料理もうまいに違いない。
そして最後に書き出し設定。
タイムライン上でイン点とアウト点設定してコマンドM。
1920X1080、30fpsでエンコーダーで書き出し。
以上でレッスン終了。
宿題は帰路の途中で撮影した動画を15秒くらいに編集してくる。というもの。
次回のレッスンの頭に発表する時間があるとのこと。
スタジオを出たところで光が綺麗だったので付近を撮影。
息子の高熱で呼び出された保育園からの帰り道に息子を撮影。帰宅して編集。
レッスンを終え、
AEと違って、撮影素材ありきで切ったり貼ったり繋げたりするのがpremiereワーク。いくら編集がうまくても撮影素材が良くなければどうにもならない。
これも料理と同じ。良い食材を良いシェフが料理して初めて美味しい料理が出来上がる。
やはり撮影というインプットがいかに大切か、ということをあらためて感じた次第。
次回の2回目はいきなり出席できず、土曜に振り替え。
間が空いてしまうので、その間に撮影をしておこうと思います。
(Writer:受講生・Yさん)