2回に渡ってお届けしております、ビデオグラファーの為のワークス・リフト講座「スケッチ・フォー・ビデオ」ブログ。
今回は2日目のセッションの様子をお送りします。
まずは1日目の音の講義に続いて、今度は動画撮影時に重要な光ー照明についての講義が始まります。山本先生はドラえもんの如く、次から次へと道具が飛び出してきます。
今回は照明機!!
こんなコンパクトな照明機もあるんですね。一人で全てをこなすとなると、道具も持ち運びができるものが多くて、いろいろ集めたくなってしまいそう。照明はカメラの色調補正と連動しています。一眼レフでの撮影は特に露光量、色温度やホワイトバランスの設定にこだわって、撮影時にいい素材ファイルにできるようにしておくことが必要です。
ほとんどの方は一眼レフでのカメラ撮影にも慣れているので、自分のカメラの機能を確認しながら聞いています。
さて、ここからは実際にグループワークでのインタビュー撮影に入ります。二人一組となって、互いのインタビュー動画を撮ります。ビデオグラファーの本セッションでこういったワークは何度か経験しているので、皆さん積極的に撮影準備に入っていきます。インタビューで難しいのはやはりノイズを省くこと。私たちは外での撮影を行なってみたのですが、車の音やカラスの声が勝手に入ってくる!音だけでなく、その他機材や構図、光と照明にもこだわって、撮影は本当に視野の広さが求められます。
皆さん、短時間でも撮影を楽しんでいました。
そして午後は作品発表から。皆さんの作品はクオリティが高くて、ビックリしました。編集もシンプルかつこだわりがある。とにかく無駄を省いて、メッセージを明確にしている作品が多く、とても勉強になりました。皆さんの作品発表を終えた後は、山本先生がお手本のインタビュー撮影、編集を実際にやって見せてくれます。この2日間の講義の実践が全部詰まっています。カメラの構図決め、照明のセッティング、そしてマイクの調整。本当に準備がきっちりしています。さすがプロですね。
アクターはBYNDスタッフの文田さん!
ライティングの調整で、文田さんの輪郭が渋く映る映像となっていました。動画と音声素材が揃ったところで、山本先生の編集作業を拝見します。もうこれがあっという間に編集されていくんです。ディレクターから編集までの過程を担っているからこそ!
最後は、色調整についての講義です。これも撮影時のカメラの設定などの知識を交えながら、素材をどう編集していくかについて学びました。最後まで、幅広い分野を網羅している講義でした。
これでついにビデオグラファーから続いた全セッションが終了しました!皆さん、お疲れ様でした。
すごく内容の濃い2日間でした。でも動画の世界に終わりはないです。セッションで基本を教わって、後は自分で制作していくことで更なる知識や機材を揃え、それぞれの動画のセンスを上げていくのでしょう。
皆さんの卒業制作が楽しみですし、自分自身もこのセッションで得たことをを少しでも活かして卒業制作を完成させたいと思います!
ここまでブログにお付き合いくださいましてありがとうございました。
(Writer:受講生・篠原まどかさん)