こんにちは、ウエダです。
最後の授業、それはBYND受講生の作品発表会です!
青山の教室を解放し、軽食と飲み物が用意されたパーティ会場のように華やかな場で、 モーショングラフィッカーとビデオグラファーコースの受講生が作った作品を合同で発表します。
それぞれ好きな飲み物と鳴り物(!)を用意して発表を待ちます。
モーショングラフィッカー受講生の発表をピックアップしてご紹介します!
初回はとても作り込まれたフォトコラージュの作品。
ヤン・シュヴァンクマイエルのようなシュール&おしゃれな作風を持っていらっしゃる方ですが、 賑やかで楽しげでマスにも受けそうな綺麗な作品に仕上がっていました。
今回の課題は必ず最後にBYNDのロゴを表示する、というルールがあるのですが、 うまく動画の流れにロゴ表示を組み込んでいて「巧い!」と思いました。最初にロゴの演出を思いつき、最後にそれがうまくハマるように全体を構成したんだとか。
ワタシの作品。
山月記をモチーフにしていて、架空の「私」がジャングルの中で虎と出会う、という物語のワンシーンになっています。
“麦茶“をモチーフにした作品。
ドキュメンタリーのように丁寧に構成されていますが、 モーショングラフィッカーコースらしく、画面の繋ぎ演出が巧みで、どうやって作ったか全くわかりませんでした。 出演者の撮影時のエピソードや取材の話が面白く、映像作品としての完成度がとても高かったです。
同時期に卒業された学校をテーマにした作品。(諸事情で詳細と作品はブログ公開できず!)
とてもリッチに作られており、壮大で尺も長いので大変だったのではないですか?と伺ったら、「数日間かけて作りました、相当手が込んでいます」とのことで、 チューン・オブ・モーション後のもくもくタイムの際に前のめりで質問しながらじっくり時間をかけて作られていた様子を見ていたので、 無事完成してよかった!と陰ながらホッとしました。
鑑賞者の夢を思い起こさせて奮起を促すような熱い作品で、最後の授業にふさわしくて泣きそうになりました。
こちらはMV風の作品(動画は非公開)
フォントの選定が巧みで、さらにその全てにモーションがかかっているので、 とにかく画面がよく動いて見ていて飽きません。 タイミングよく歌詞を表示する、さらにその全てにモーションをつけるというのは、 単純に1つ1つの作業量が多いはずなのですが、作者本人も楽しんで作ってらっしゃったんじゃないかな、と感じられる、ステキな作品でした!
こちらは、音楽はご自身でベースを演奏されたものを収録し、 それに映像をつけた完全オリジナル作品。
料理をするアニメーションを音と同期させてリズミカルに構成されていたのですが、 音と動きが気持ちよくリンクしていてとても気持ちよかったです。 日常的に料理される方だからこそ表現できる、 リズム感とか楽しさとかそういったものを詰め込んだ楽しい作品でした。
・・・受講生全員分ご紹介したかったのですが、尺の問題もありここまでです(>_<)
とにかく素晴らしい作品ばかりで、「ああ、この作品が作りたくてここにずっと通ってたのかな」と感じるような、”やり切った”ものが多かったですね。
最後に、作品の投票があり…
ビデオグラファーコースの方が受賞されていました!
最後に1人1人お世話になった先生から手渡しで、
修了証をいただきました!
飲みながら語り明かしまして、 全員で記念撮影して解散しました!
帰りがけふと上を見上げたらビルのあかりが目に入って、 今までここで学んだことをどう活かしていこう、 ようやくスタート地点に立てた動画表現の世界で、 どういう絵を描いていこうと考えていたらとてもワクワクして、 なんてことない景色がとても輝いて見えて、美しいな、と思いました。
これからも表現者として何処かで出会うかもしれませんが、その時は、よろしくお願いします。
(Writer:受講生・上田聖美さん)