こんにちは。シューティングラボ神宮、3回目のブログとなりました。TA水口です。
今日はスタジオの向かいにある屋外にて撮影実習の日です。前回に続き雲行きは怪しかったのですが、晴れて安心しました。昨晩は上着を羽織っていても寒かったのですが、今日は撮影日和な気温です。
授業の冒頭は先週のチャレンジ「夜の光と影」の観賞をしました。街灯に照らされた雨で濡れる地面。信号の点滅、店内の陳列棚、自動販売機、街並み。他にもたくさんの綺麗な動画。雨の中カメラを持って外に撮影しに行った人もいるようで、雨が降るなか撮影を色々と試している様子を想像すると、楽しい気持ちになりました。街を歩いていて、これだと思う場面にでくわしたときって、興奮しますよね。
鑑賞の後は、フリッカーという細かいちらつきの話を聞きながら、チャレンジを振り返ります。また、今回の撮影実習にあたり、いくつか新しくカメラについての知識も学びました。手持ち撮影の時の手ブレ対策の方法や、スローモーションにする際の設定方法などです。みなさんがカメラのセッティングをしながら、輔先生や文田さんの話を聞いている様子をみて、ワクワクした気持ちが部屋に満ちているように感じました。そして、撮影グループごとにチケットと虫除け対策、お弁当を手に、いざ屋外の撮影実習へ!撮影時間は、お昼時間も含めた約3時間です。
私は今回の屋外の撮影場所に初めて来ました。一般の来園者の方を優先にマナーを守って撮影を開始。緑あふれる風景に最初はカメラを構えることも忘れ、あたりをキョロキョロとしてしまいます。午前中は人はまだ少なかったですが、お昼を過ぎるとカメラを持っている人が増えました。建物の石床が、窓から差し込んだ太陽の光に照らされて綺麗でした。公園を歩いていると、ここは本当に東京なのか、と思うほど自然に溢れています。草の匂い、久しぶりにかいだ気がします。お昼を食べているときは、家族連れの微笑ましい光景に癒されました。緑の上に座ってお昼を食べたのですが、前後にブルーシートを敷いていた家族のお父さんはお昼寝中。子供がキャッキャとはしゃぐ声が聞こえます。そんなほのぼのとした中、撮影ができました。
撮影の実習内容は、前回学んだオービットに加え、フォローやフィックス、スライドなど。一人で撮影していると、被写体がいないので、人を撮影できる楽しさを今一度感じながら、こんなシーンを撮りたいと思いついたものをどんどん撮影しました。どれも1度ではうまくいきません。何度も試します。歩いている後ろ姿を撮影したときは、腰を低く落として教わった手ブレ対策も意識して。実際にやってみると、「あっ、この体勢、想像以上にきついわ」などの発見もあり。スライドさせるときも手の意図しないブレがカメラに伝わってしまい、やり直し。そんな試行錯誤を繰り返すのが、楽しかったように思います。
合間合間にはインサートに使用できそうなものもたくさん撮りました。もう秋なのかと感じながら、落ち葉を手で降らせたところを撮影したりもしました。落ち葉を降らせるタイミングも、何度も試しました。
虫除け対策のおかげで蚊に刺されることもなく、時間通りにスタジオに戻り、撮影データの取り込みと選定を開始します。輔先生からも撮影実習の振り返りとしてお話があり、その中では普段デザイナーさんやカメラマンさんとしてお仕事をされている方から、今回の撮影実習の感想も聞くことができました。いろいろなバックグラウンドの人が集まるので、私にとってこういった話が聞くことは、普段の生活ではなかなかないことです。
授業の最後にはPremiereでスローモーションの作り方を学びました。来週のチャレンジは今回の撮影データを元にスローモーション作品を作ること。他の方がどんな撮影をしたのか、観るのが今から楽しみです。
(Writer:TA・水口宏史さん)