デザインの仕事に長く携わる中で、もう少し仕事の幅を広げたいなと思い始めBYNDに入学しました。

今の時代、学ぶ手段はスクール以外にも配信動画やYouTubeなど様々ありましたが、うまく言葉にできない疑問を直接先生に質問ができる環境が自分には合っていると思い、通学して直接学べる学校を探していました。

いくつかの学校の説明会に行きましたが、卒業生の作品に自分が作りたいものに近しいものがあったことや、説明会での内容の詳しさ、サポートの丁寧さ、そしてスタジオのかっこよさとロケ弁に惹かれ(笑)BYNDに決めました。

結果から言うと、BYNDに通ってものすごく良かったです。動画編集はまったく初めてでしたが、これから動画を仕事にしていくための盤石な土台を作ってもらった3か月間でした。

今の時点で、思い描いたものを100%完璧につくれるわけではないけれど、これから自分がやりたいと思ったことに進むための基礎をきっちり整えてもらいました。きちんとした土台があれば、その上にいろんなものを積み上げていけるので、一番大切な部分をじっくりと習得することができたことに、とても感謝しています。

BYNDの授業でよかったことは大きく3つあります。

1つは、必要なものとそうでないものを明確にしてくれることです。実際の現場でよく使うもの、あまり使わないものを分けて説明し、効率的なワークスぺースを教えてくれるので、最初のハードルをかなり下げてもらいました。本では教えてくれないような、作業前段階の部分をクリアできることで気持ち的にはとても楽になりました。

2つめは、知識豊富な先生が、根拠に沿った説明をしてくれることです。ただなんとなく「かっこいいから」ではなく、映像業界のルールやデザインのセオリーなど根拠と理由を明確にし、「だからこういう編集にする」という話し方をしてくれます。おかげで、自分が好きなスタイルに偏らずに前後の流れや全体の統一感などを意識した編集の仕方を考えられるようになりました。また、テクニック的なことだけでなく、撮影に入る前段階の企画や構成にしっかり時間を使うことの重要性も教えていただきました。

3つめは、先生やサポートの方が、何をやってもいいところを見つけてくれることです(笑)。思い通りにいかないものでも、表現として良い部分を必ず見つけ出して褒めてくれます。先生やサポーターの皆さんの言葉に何度救われたかわかりません…その上で、意図したものにより近づけるためにはどうしたらよいかを教えてくださるので、希望をもって次に臨むことができます。いつも温かい言葉でやる気を引き出してくれた先生、サポーターさん、TAさん、本当にありがとうございました。

今後は、デザインの仕事を続けていく中で、今まで制作会社さんにお願いしていた広告動画やキャラクターのアニメーションに自分で挑戦していきたいと考えています。今まで静止画だった広告をアニメーションにして提案してみたりと、既に少しずつ現場で使うことも増えてきて私自身もとても楽しくなってきています。

明るく楽しく、そして質問しやすい雰囲気を作ってくれる先生たちと、クラスが変わっても「作った動画見たよ」と連絡をくれるやさしいクラスメイト達のおかげで途中で挫折することなく、さぼることもなく、高い志を持って3か月過ごせました。

動画のあるところでまたみんなにお会いできたらなーと思っています。

 

BYNDER:CHIHIRO.A
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション/ビデオグラファー/スケッチ・フォー・ビデオ(2020 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー/ビデオグラファー