これまで会社のホームページでニュースや芸能などの動画をアップしていました。AfterEffectsは見様見真似、やりたいことやわからないことがあればその都度YouTubeで探してそっくり真似して何とかしてきました。どういった仕組みでそうなるのか理解することもなく、動画ができればあとは記憶のかなたに…。「せめて基礎ぐらいしっかり学ばないと」と危機感を抱きました。


◆「要素分解」が良さそうなんかい?

ネットでスクールを探したところBYNDの「対面授業」「短期集中」「PC持ち込み」にグッときました。そして説明会で聞いて一番刺さった言葉が「動画の要素分解」です。BYNDはこれを重視しているとのこと。私はIllustratorを使ってロゴなどを作る仕事もしていたので、電車に乗ると広告などを見ては「この文字はどうやって作ったんだろう」とよく考えていました。「そうか、動画でも同じことをするのか!」。まず背中をグイっと押されました。


◆熱気に満ちたクラス、仲間が刺激に

会社でもそうですがリモートだとどうしても一方通行になりがち。相手の説明を聞いても、こちらからプレゼンしてもいまいち手応えが感じられません。その点対面授業のBYNDなら目の前にはもちろん先生、そして背後にもしっかりと見てくださっているTAさんがいて、授業中つまづきそうな時にはササっと寄ってきて丁寧にサポートしてくださいます。授業内容以外にもプラグインから音楽の著作権まで(あんまり書くとネタバレ…)その都度役立つ情報を教えていただき、やっぱり授業は対面だよなぁと実感しました。

その対面授業でも一番大きかったのはクラスの仲間がいることでした。様々な職業、そして年代(当然全員私より下w)や遠方の地域の方々まで。Aeを身に着けたいという同じ目標に向かって集まった仲間たちと過ごした授業の1日は熱気に満ちたものでした。授業や宿題の作品を見て講評しあい、どうやって作ったのかを考えて教えてもらい、それでさらに自分のスキルが上がる。みんなのやる気がとても刺激になりました。それだけに卒業後数日はBYNDロス状態に…。


◆電車の中での密かな楽しみ…そして動画は続く

短期間集中のため授業は午前中から夕方までみっちり行われます。学ぶ内容もかなり多いですが正直眠気を感じる暇もなかったです。自分のPC持ち込みだったため家に帰ってからの復習もはかどりました。個人的には授業が濃厚な分、復習は必須でしたね。

無事卒業した今では電車内のサイネージを見て「この動画はこう作っているんだな」なんて楽しんでいます。BYNDで手に入れたものを活用して、会社のYouTubeだけでなく趣味としても自分の思い描く世界を表現してみたいと思っています。

あの時扉を開けてよかった。

さて、次は何を作ろうかな。


◆からの…ふたたび扉を開けた日

さてその後、今度はPremiereもきちんと学びたくなり、ビデオグラファーコースで再びBYNDの扉を開けることになりました。

このコースはPremiereの操作だけでなく、カメラで撮影する方法も学びます。一番に感じたことは、動画撮影ってスポーツなんだなぁということ。ただ目線でカメラを構えるのではなく頭の上にあげたり足元に下げたり体をひねったり「地球と一体化」したりw

編集では、ふだん何気なく見ている映像作品ってこんなに綿密に考えて作られているのか!とビックリ。シーンのつなぎ、色、音、すべての構成までを明瞭に言語化して教えていただきました。ふだんなんとなく感覚だけで生きている私には目からウロコ落ちまくりでした。ボロボロ。

というわけで、あわせて3か月BYNDにお世話になりました。教室での授業、自宅での課題そしてファイナルをワークに取り組んでいた時間、今思うとすべてが楽しく貴重なものでした。

2度も扉を開けて本当によかった。

さてさて、次と次は何を作ろうかな。


BYNDER:TSUYOSHI K.
COURSE:ビデオグラファー、スケッチ・フォー・ビデオ(2023 SPRING CAMP)/モーショングラフィッカー、チューン・オブ・モーション(2022 AUTUMN CAMP)
WORKS:ビデオグラファー/モーショングラフィッカー