今だから白状しますが、BYNDの第一印象は「え?ここ大丈夫?」でした。AfterEffectsを学びたいと思いながらも、BYNDのバの字も知らなかった私が初めてBYNDを知ったのは、友人が受講を決めた時でした。
私は過去の苦い経験(AfterEffectsではないですが)から「1ヶ月で~」とか「短期で~」などの謳い文句は、もれなく眉唾モノだと思っていました。だから友人がBYNDに通うと聞いて、どんな学校なのかと見に行ったサイトで目に入った「1ヶ月で学ぶ」の謳い文句を見て、冒頭の感想をもったのです。
友人は楽しそうに通い始めましたが、正直なところ、1ヶ月程度通ったところでそんなに大したことはできるようにはならないのでは…と心配していました。
だけど、その友人が作った卒業制作を見てびっくり!とてもステキなアニメーションで、イラストの上手い友人の良さがふんだんに出ていて、AfterEffects初心者がたった1ヶ月半(オプション講座含めて)で、こんな凄いものがつくれようになるの⁉︎ととても驚きました。
そこで一気にBYNDに興味を持ち、説明会に参加。その説明会で聞いた話は、過去に経験してきたものとは全く違っていて「ここは今までの学校とは違うかもしれない」と思い、受講を決めました。
これはAfterEffectsに限ったことではありませんが「ソフトが操作できるようになる」と「作品が作れるようになる」は直結していないような気がしています。「作品が作れるようになる」は「操作できるようになる」の延長線上にはありますが、このふたつの間にはちょっと距離があると思うのです。
しかしBYNDは「作品が作れるようになる」ためのカリキュラムでした。ツールや操作の習得に終始するのではなく、実務で使う操作を覚え、それを使って課題を作る。時にはプロの技やスクリプトなどの飛び技も惜しみなく教えてくれる。それを繰り返していたら、オプション講座も含め1ヶ月半の授業が終るころには、その前までの自分では考えられないような作品が作れるようになっていました。
また、BYNDにはクラスメイトと仲良くなる仕掛けがたくさんありました。もしそれらがなければ、私は間違いなくほとんどのクラスメイトとは話もしないまま終わったと思います。
年齢も職業も生活圏もバックグラウンドが何もかも違うクラスメイトとの話は、AfteEffectsのこともそれ以外でもたくさん学ぶことがありましたし、たくさん刺激をもらいました。そして純粋にとても楽しかった。
最初あれこれよろしくない感想を持っていたくせに(ほんとにすみません)、終わるのがさみしいくらい、楽しく充実した1ヶ月半でした。
BYNDを教えてくれた友人と、入学の決め手になった大内さん、楽しくわかりやすい授業をしてくれたヒロ先生とたすく先生、気軽に声をかけてフォローしてくれた文田さん、そしてクラスメイトのみんなには本当に感謝しています。もう足向けて寝ません。
本当にありがとうございました。
BYNDER:TAKAKO Y.
COURSE:モーショングラフィッカー、チューン・オブ・モーション(2022 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー