こんにちは。

早くも2回目の授業が終わりました。。

早速ですが前回のブログで書ききれなかった「BYNDが他の学校とは違う理由」。
短期集中型であることはもちろんですが、他にも私なりに感じることがたくさんあります。それもぜひお伝えしたいと思います。

まずは環境です。港区の閑静な住宅街にまるでF.O.BCOOPのような、セツ・モードセミナーのような、雰囲気のある佇まい。BYNDはUSED家具を扱う会社も経営されているそうで、そんな家具がふんだんに使われています。

クリエイティブを行う上で、環境はとても大切です。特にビデオグラファー。撮って編集する事を学びます。映像に映る光や音はもちろん、感覚、匂いや温度、触感味覚や感情、そんな映っていないものを伝えるためにも、表情や質感のある「もの」の存在はとても大きい。体に馴染むものが身近にあると、感覚の道筋が見えやすい。実際、BYNDの光は柔らかくて優しく、とっても落ち着きます。ものづくりをする上で、リラックスしていることはとても大切です。

他校のことは分かりませんが、もし他校が会議室のような環境であるとするならば、それだけでもBYNDは全然違うのではないでしょうか。

日に日に母校への想いが募り、少し贔屓目なブログになるかもしれませんがそこは多めに見ていただいて(笑)

しかも書きながら環境のことを書きたくなったので、外観の写真は次回掲載するとして(笑)

 

 

早速第2回目の授業のレポート、始めましょう。

第2回目

本日より先週オンラインで受けていたクラスメートが通学してきて全員揃いました。こんなに嬉しいんですね、クラスメートが揃うと。いつぞやの学生時代には味わなかった高揚感を感じます。

1限目

早速タスク先生から今週は編集が中心宣言。そしてまずは頭を起こすために「JOGTIME」という時間が5分間設けられました。3人と2人にわかれて先週の感想などお話しして朝の眠たい頭をおこそうという時間です。

正直、何を話したかは忘れてしまいましたが、お相手のKさんがとても気さくにしてくれたので、気持ちがほぐれました。だってまだ会って2回目。ドキドキしましたが、もう大丈夫。楽しくお話しできシャキーンとしていい時間でした。

 


 

ここから怒涛の授業が始まります。

毎回の授業で確認すること。それは「1ヶ月の授業を受けて1本の作品を作り切ること」

この学校で学んだことを踏まえて作らないといけないのです。今まで通りの自分の感覚だけで作るのとは訳が違います。それも、私がBYNDを選んだ理由の一つ、それは。。
おっと、話が逸れてしまうので、それはまた来週にするとして。

この1限目は、BYNDでの創作の核となる授業でした。クラスメートの皆さん、迷ったらここに戻って来ましょう。この時間のタスク先生の言葉を参考に作品作りに励むしかないと思います。私自身、まだ理解しきれていませんが、「動画の持つ表現力を最大に活かして伝えられるようになる」ための考え方を教えてくれます。

BYNDの面白いところは「理想と現実」の両方を教えてくれるところです。動画作成の哲学的な理想から、実際不本意に手間のかかる作業に対する効率化や必要最短ルートも教えてくれます。全て理解できなくても、知るだけで頭の回路がちょっと変わります。

2限目

はい、ここも大事なやつです。
「え・ぬ・き」

 

 

Nき?変換しても出てこないやつ。画抜き。使える部分だけ抜き出していくこと。

画抜き、分類分け、と効率的に動画を理解していきます。そして今回の最大の学び「シーケンス」。授業での解釈はどうやら間違っていたようで、それは後ほど知ることになります。

 


BYND名物ロケ弁タイム。

今回のロケ弁は中野区沼袋の地元で20年愛されるカフェ弁当ニナーズデリのガパオとタコライス。私はタコライスをチョイス。色味も鮮やかでいろんな味が入っていて美味しかった。

 

 

私が撮影していると撮り方見せて!とクラスメート。フォトグラファーの私の食べ物の撮り方を知りたいとのこと。そんなふうに興味持ってくれること嬉しいな、と思ってお話ししたけどうざくなかったかしら?ちなみに色と光と構図、気をつけています。

ランチタイムでの収穫は前述の「シーケンス」の話ができたこと。私が「シーケンスってフォルダでよくない?」との疑問を発すると、ニョキニョキッとタスク先生がやってきて、「それは、聞き捨てならん」と、違いを説明してくださいます。TA(テクニカルアドバイザー)の文田さんも参加、「フォルダとフォトショップのレイヤーとは違いますよね?」と教えていただいたところで「なるほど!」と解せてきました。

理解しやすい言葉ややり方はみんなそれぞれ違います。BYNDではタスク先生、TAの文田さんと武井さんの3人が様々な方法で教えてくれます。わからないまま終わらない、そんな気持ちを感じさせる時間でした。何よりとても会話が楽しく、学ぶことと楽しいことはとても密接で大切だな、と感じました。

3限目

編集した動画に音楽を入れていきます。動画における音楽の役割、音に対する画の当て方などを学びます。同時に教材の武井先生の撮影したカラスの動画の説明もしてくれ、とても多角的な授業でしたが、イヤホンから流れる音楽が心地よく、まさかのついウトウト。。。音楽の影響力を感じざるを得ません。「逆レック(録画ボタンを止めたつもりが、録画していた」などの業界用語も教えてくれました。

 

 

3限目後の休み時間。いい時間。TAの武井さんはカッコイイ動画をたくさん知っているので、お昼休みに流してくれたり、構図の取り方や参考文献など、なんでも教えてくれるのでなんでも聞きたくなります。

 


 

4限目

さて。本日もあっという間に4限目。でもこの4限目のボリュームが凄すぎました。まずタスク先生がカラスの動画を編集した時の思考を動画にまとめたものを見た後、撮影練習タイム。どんな画があればメッセージ性が増すのか、チームで考えて作成。TAKEとMAKEの考え方、あるがままの素材=TAKEとして撮ってきた動画に意図を加えた素材=MAKEを加える作業をします。

 




 

私はKさんと2人チーム。やはりカラスからイメージする「孤独」や「切なさ」、それを見ている人間の表現、などと話し合い撮影に入りました。ついついやりたいことを思いつきやりすぎて時間をオーバー。タスク先生に「それがやっちゃいけないやつよ〜」と怒られてしまいました。だって撮影、楽しいんですもの。そして撮影中には前述の「逆レック」も経験。撮れてないやん!これが逆レックやん!1日で知識と経験の両方を得ました。もう忘れないはず!

最後に先週の課題の講評とそれに基づいてなんとタスク先生が改善してくれた動画を見て終了。みんな撮影上手で個性もあって面白い。授業後も武井さんが構図を教えてくれたりとクラスの熱気がすごいです。

これでもう授業が半分終わってしまったという真実。長距離マラソンをダッシュ目で走ってる感覚。ちょっと頭がパンパンで、その日の夜復習したかったけど手に付かずぼーっと過ごしてしまいました。

時間は限られているので後2回、シャキッとしっかり受けたいと思います。

 

 

(Writer:受講生・藤村ノゾミさん)