BYNDを受講している方、これから受講を考えている皆様!
こんにちは!今週も引き続きチューンオブモーションのブログを担当させていただきますナカムタです。
本日は、チューンオブモーションの2日目であり、最終日!先週が基礎編だとしたら、本日は応用編となるそうなので、さらに集中して取り組みたいなと思っています。


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前回お伝え忘れてしまいましたが、BYNDの座席は毎回くじ引きです!そして、お隣や向かい合わせなど、近くの席の方とはグループワークで一緒に課題を制作する仲間になる可能性が高いので、どんな方と近くになるか毎回楽しみの1つでもあります。私も今回はKさんと初めてお隣同士になりました。

それでは早速、1コマ目! 今回はイキナリMV トレースから!
某アーティストさんの素敵なMVを参考にし、ある場面をどんな素材がどんな風に動いて、どんな演出がされているかなど、よーく観察し、一つ一つ真似をして作っていきます。自由に課題作成する場合は、つい、作りやすいものをつくってしまうのですが、トレースはそういう訳にいかないので、これまで蓄積した知識をどう引き出して使うかがより試されている気がしました。MVを見ながら一向に手が進まない私に反して、周囲の手が動く音が聞こえる状況はなかなかのプレッシャーでした。最後は畔上先生から解説と『トレースは“アイデア”や“演出”“テクニック”を増やし、新しいものを作るときのネタになるのでどんどんチャレンジしてください!』とアドバイスを頂きしめくくりましたが、さすが応用編1コマ目からハードです。


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2コマ目は、リピーターで花火のようなモーションをつくり、それをエクスプレッションを使い、動きを繰り返させていくという内容でした。サラリと文字で書きましたが、私がこの指示だけで的確に制作ができるようになるまでには、まだまだ先になりそうです。
実際には、テキストに沿って、必要な個所を一つ一つキーフレームを打ち、数値を変え、エクスプレッションに記述してという作業をカタツムリのようなスピードですすめながら長方形のシェイプレイヤーを花火のように動かしていきました。

そうして、授業の終わりには、4コマ目に行うグループワークの内容の説明があり、そのままお昼休みに突入です。


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本日のロケ弁は芸能人でもファンが多いというオーベルジーヌさんのカレーでした!“飲んだあとでも締めはカレー”という私にとっては、まさかカレーがロケ弁で出るとは思っていませんでしたので、思わぬ嬉しいサプライズでした。甘口とシールが貼ってあるのに、きちんとスパイスが効いていて、濃厚でとても美味しくて、おかわりできればいいのになと思ってしまいました。(※残念ながらおかわりは出来ません!笑) 集中して食べたい気持ちと、4コマ目に向けグループワークの準備をしないといけないという気持ちと葛藤しつつも、大まかに割振りと曲をきめたところで、お昼やすみ終了です!


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お昼休みのあとは、3コマ目!オーディオをキーフレームに変換する!でした。これがまた、すごくて、曲の振幅に合わせ勝手にキーフレームにしてくれるので、正円が音にバッチリあう表現ができました!さらに、つくった円を3重にし、トンネルに潜らせる表現を足すと…テレビやCMでみたことのあるような、カッコよくて音にバッチリあった表現の完成!この表現は早速自分の作品にも取り入れたいなと思いました。



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いよいよチューンオブモーションも最後の授業!4コマ目のグループワークです。本日は、5種類の音をもとに、2人1組で2コマ以上の表現をつけていくというワークです。私たちのグループは前半部分を私が担当し、後半部分をパートナーのKさんが担当という分担で、本日の学習を活かした作品を作ろうということで取り掛かりました。

私は自分の卒業制作でもオーディオビジュアライザーを登場させたいなと考えていたので、今回のグループワーク内でもそんな表現を使えればと思い、調べながら進めますが、チュートリアルだけでは、完全に自分の想像と合致するものが見つからず、困っていると近くを通ったテクニカルアドバイザーさんが声をかけてくださって、必要なエフェクトや設定などをアドバイスしてくださいました。


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ところで、このテクニカルアドバイザーさん、通称TAさんと呼ばれていて、各授業2名ずついらっしゃって、先生が授業を進める中でひっかかるところや、グループワークでこんな表現がしたい!などの時に、アドバイスをくださる頼れるBYNDの卒業生なのです。BYND卒業生なので、私たち受講生が躓きやすい点も良く理解してくれているうえ、卒業制作の相談に乗ってくれたり、グループワークの表現をどうしたら良いかのアドバイスもしっかりしてくれたりと、日々の授業にはなくてならない心の支えのような存在でもあります。そして、TAさんは私たちもBYNDを卒業したらこんな風になっていくのかなという1つのロールモデルとてして、学習のモチベーションにも繋がっています。


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話は戻りまして、4コマ目のグループワーク、毎度のことですが、あっという間に提出期限の時間になってしまい、畔上先生の『提出してください』との声も無視して、皆さん作品の最後の仕上げに粘っている姿はそれぞれ作品に対する思い入れを感じさせられました。

今回は全部で、5グループでしたが、受講生は全員モーショングラフィックスの授業もトータルで6回目となるので、少しずつ使えるアクションや表現なども増え、作品も個性的で発表はとても盛り上がりました。

グループワークの作品はここでたまたま隣り合ったパートナーとの作品なので、もう2度と生まれることないBYNDでの貴重な思い出です。まだまだ、拙い表現だったとしても、時間がたってからもこの時の自分にしかできない作品だったなと大切に振り返れるそんな作品になると思います。


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チューンオブモーションは全2回の講座なので、通常のモーショングラフィックスよりも短い期間でしたが、自分の表現を深めてくれる学びが沢山詰まっていました。素人が音楽を聴いても、いきなり上手なダンスができないと同じで、モーショングラフィックスも音と合わせ素敵な作品をつくるには、基礎はもちろん、テクニックや概念的なもの、そしてちょっとしたコツ、そういったものを複雑に組み合わせながら数を重ねて作っていく必要があるのだなと思いました。これからモーショングラフィックスを始める皆様には、『音なんて適当に併せておけばいい!』と考えずに、是非このチューンオフモーションを受講してさらに自分の作品の磨きあげてみてください!!


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それでは、引き続き、ビデオグラファーの授業でもブロガーを務めさせていただきますので、また来週お会いしましょう!!

(Writer:受講生・中牟田貴子さん)