ついに最終回!一眼動画シューティングラボを受講している石川真喜子です。

全4回の授業の、いよいよ最終日。照明についての授業でした。

まずは座学で、ライティングについての基礎知識を。光は作り手の意思っていうのが、なるほど!と思いました。ライティングの明暗で視線誘導の効果になったり、現実にはありえない場所にわざと光源を置くことで逆によりその状況にあったライティングになったり。今まで意識していなかった「光」の捉え方の基礎を教えてもらったので、今後そういう視点でいろんな作品を見てみたいなと思いました。

そしていよいよ自分たちでもライティングを体験してみよう!ということで、チームに分かれてのワーク。今回は3人1組になって、決められた3つのテーマから1人1テーマ担当。

ひとつめのワークは「形容詞」にあわせた見た目をつくる、というもの。お題として3つの形容詞があって、わたしの担当は「おそろしい」。被写体はりんご。






思いっきり露出やホワイトバランス、コントラストを変えてみたら、思いのほかおそろしい感じに撮れました。ワーク中、そのテーマのイメージのBGMを流してくれていて、おそろしいBGMのなか撮っていると、本当にそんな気分になってきて撮りながら「おそろしい〜っっっ!」ってつい声がでちゃってました!






チーム内で「こうやったらどうかな」といろいろアイデアを出しながら、たくさん試してみます。






めちゃくちゃ上からライトを当ててみたり。






みんな、ただひたすらに「りんご」を撮る。






手持ちで撮る人もいれば、三脚を使う人も。






そして二つ目のワークは「光とかげ」を意図的に作って撮ってみる、というもの。小さい明るめのLEDの懐中電灯と色のついたセロファンでライトの色を作って動かすことでいろんな演出ができることを体験しました!






光で照らすだけでなく、意図して影を作るというのが面白かったです。






そして、恒例の観賞会。さきほどみんなで撮影したばかりのものを、みんなで見てみます。






同じテーマで撮っても、みんな全然違った表現方法。自分の撮ったものをみんなに見られるドキドキはあるけれど、他の人のいろんな視点が見られるこの時間は、毎回とても勉強になります。そしてその後は、照明を2灯とレフ板をつかって、人物のライティングをみんなで体験しました。






ライトの当て方によって、かっこいい感じになったり、






女性らしくかわいい感じになったり、






表情や印象が変わって見えます。TAで入ってくださっていた宮地さんが、女性が被写体の時に向いている照明と、男性をカッコよく撮るときの照明の違いについても解説してくださいました。照明、とっても奥が深い!けど絵作りにはものすごく重要だと思うので、今後もっと勉強していけたらなぁーと思いました。

そして最後に、先週の外で撮影したものを編集した映像の発表観賞会!一眼動画シューティングラボは卒業制作がないので、実質これが卒業制作発表会みたいな感じでした。






4回通う中で、全員初対面だったみなさんのことがだんだんとわかるようになってくると、それぞれの個性がでたこの観賞会がより楽しく感じられました。表現方法ってひとそれぞれで、それに絶対的な正解があるわけではない。「表現は自由なんだ」っていうことを思い出させてくれる時間でもありました。






今回このラボを受けて、マニュアルでの撮影を楽しく感じられるようになったので、撮影での表現をより積極的にチャレンジしていけるきっかけになりそうです。そして毎回のお弁当も、心の支えのひとつでもありました。笑 最近ちょっと仕事が立て込んでいて寝不足で行った日も多かったのですが、美味しいお弁当があるとそれを楽しみに頑張れます!






最後に、講師の文田さん、武井さん、TAの宮地さんの授業はわかりやすくて、おかげでやってみたいことがたくさんできました!非常事態宣言中でなければ、クラスのみなさんと授業後とかにもっと交流したかったです。だけど、とても有意義な1ヶ月間でした。ありがとうございました!!






 

(Writer:受講生・石川真喜子さん)