皆さんこんにちは!2021 SPRING CAMP ビデオグラファー&ワークスリフト講座「スケッチ・フォー・ビデオ」のオフィシャルブロガーを担当しています小西 快です。


今回は、前回のメイン講座に引き続き、ビデオグラファーのワークスリフト講座、色と音の演出方法を学ぶ「スケッチ・フォー・ビデオ」の第一回目の内容をお届けします。


最初に申し上げますと、、、今まで人生で習ったことのない「音の編集」という、かなり濃い、新鮮な内容でした。


PremiereProで、音と映像によって別のトラックに分けられているほどなのに、メイン講座では軽くしか触れられない「音」について掘り下げた、ディープな回でした。


まずは音の機材紹介から。ダイナミックマイク、コンデンサーマイクなど初めて聞くものばかり。。中には一個数万円するものも。マイクにこんなに種類があるのは正直想像すらしてなかったです。



先生も自分の機材をたくさん持参して見せてくれました。業界御用達のものとかもあるらしく、マニアックな話も沢山で面白かったです笑





2コマ目は、さっそくPremiereProを開いて操作スタート。

  • オーディオトラックミキサー(似ていますが、×オーディオクリップミキサーではないです!注意!)
  • オーディオメーター

の二つを開いて基本的なオペレーションを学んでいきます。

音の編集も優秀なPremiere Pro。見た目だけで色々できそうな感じがしていてワクワクします。(予想通り、色々できちゃいました。笑)


まずは、エフェクトスロットという機能を使い、ノイズやリバーブ(反響音)超簡単に除去していきました。(テクノロジーってすごいなあ。。笑 リリース直後に神機能と言われたらしいです。)Adobeのソフトは、AIの進化とともに機能も日進月歩で進化していくようです。2,3年くらいしたらもっとすごい機能が増えていそうですね。



ということであっという間に昼休み。

本日のロケ弁は、こちら。秋田名物のハタハタの唐揚げと比内地鶏照り焼きのふるさと弁当。

高級感があるのに、なんだかほっこりするお弁当でした。



「週末にどこに行ったの〜?」みたいな会話をクラスメイトとしているところ↑ (一番左が私です)

もうすでに一ヶ月くらい同じクラスで受けているので、気楽に話せるくらいの仲になれていて昼休み楽しいですね。


昼休み明けは、音響について座学からスタート。音の概念的なことや、音圧dB、周波数Hzなど、音について体系的に学んでいきます。そうするころで、音の編集も理解しながらできるようになっていくんだと思います。

ノイズキャンセリングは、外のノイズの波形をすぐに判定して、その波形と反対の波形をぶつけて打ち消すことで成立する原理を使っているんだそう。「なるほど〜!!」ですよね。



次は、MA(マルチオーディオ)のワークフローを操作しながら学んでいきます。ご覧のように、決まったワークフローの通りに編集することで理想的な音に仕上げていきます。


例えば、、二番目の音量調整は、オーディオレベルもデシベルで推奨のレベルが決まっており、その数値を念頭に、自分の耳で聞きながらトラックミキサーを調節します。



全集中の編集。

耳も目も使うので音の編集はかなり集中力が必要です。



↑ちなみに画面ではこんなことをしています。


画面でやっているのは、グラフィックイコライザーというエフェクトを使った、音の構図を整える作業。

具体的には、

  • バーを調節しながら聞いて、声の一番魅力的な周波数を探す。
  • その周波数を際立たせ、他を下げる
  • BGMがある場合は、その魅力的な周波数を邪魔しないように、声の方で際立たせた周波数をBGM側で下げる
  • そうすることで声とBGMがお互いにぶつかる事なく上手く共存して聞こえる。

というような感じ。難しいことしてするな〜と思いましたが、やってみると本当に綺麗に聞こえるので感動しました。操作も楽しいです!



コマの最後は、実際の素材を使って実際に自分で編集ワーク。ここまで習うと、自分で操作したい欲が湧いてきます。笑 

ということで、ワークスリフト講座「スケッチ・フォー・ビデオ」の第一回目、あっという間に終わってしまいました。振り返ってみると、「音」という分野は、個人的に馴染みがなかったのですが、ここまでディープに学び、為になったと同時に、演出における音という分野の「深さ」をとても感じました。今回学んだサウンドデザインを基に映像の演出レベルをもっと上げられればいいなと思っています。



おまけ写真「音を拾いにくるタスク先生」(笑)

以上。

来週もお楽しみに!
See you soon!

(Writer:受講生・小西快さん)