2023年秋キャンプ モーショングラフィッカーコースはメインコース担当のヒロ先生、オプション講座担当の輔先生、ナビゲーターのナツさん、生徒のHさん、そして私を含め、5人という少人数で駆け抜けました。

第1回目の授業はAfterEffectsの基本操作からのスタート。私もHさんも映像編集の仕事をしていることもあって、かなりスムーズに終わりました。知らなかった時短に役立つショートカットキーなどはいくつかあったものの、正直な話、メインコースは受けなくても良かったかな?とその時は思っていました。

しかし、2回目の授業以降そんな考えは吹き飛びました。

ヒロ先生も輔先生も、BYNDの講師以外の仕事もしているお忙しい方々。にもかかわらず、私たち〈たった2人〉のために授業をカスタマイズしてきてくださったのです。(先生の優しさや熱意はもちろんのこと、生徒が映像編集経験者2人という足並みが揃いやすい条件も重なって起きたことだと思います。)

授業の始めや合間に「お二人は何かやりたい動きや、見せ方はあったりするんですか?」と、ヒアリングしてくれていたのは、このためでもあったのかと気がついた時には感動しました。本当にありがとうございます。

授業の内容については、ネタバレになってしまうこともあるので多くは言えませんが、BYNDでは、課題や授業の中で度々〈動画の要素分解からの構築〉を求められてきました。要素分解。この字面を見るだけで拒否反応が出てしまう人もいると思いますが、安心してください。「この映像は3つのパラメーターだけを動かして制作した映像です。さて、何を組み合わせたものでしょうか?」といったクイズみたいなもので、楽しいです(しかし、これが意外と難しい・・・)。

そして分解ができたら今度は構築。分解して理解したものを、実際に自分で手を動かして作ってみるステップに移行します。実際に動かすとなると難しいものですが、そこは先生やテクニカルアドバイザーの方がフォローしてくれます。私はこれを繰り返していたら世に出ている映像を見る時に、視聴者から分解者?の視点に切り替わるようになりました 笑

この視点は、BYNDに入る前の〈チュートリアル動画を見て真似しているだけの状態〉から〈チュートリアル動画を見て応用できる状態〉に変えるために必要なものだと思います。今後もこの視点を大切にして、分解力を磨いていきたいと思います。

※冒頭で授業をカスタマイズしてくださったことを書きましたが、基本の授業+aという形で上記の内容は基本の授業に含まれる内容だと思います。

授業のこと以外にも、たくさん書きたいのですが、どんどんと長くなってしまうので短めに書きます。

BYNDにはファイナルワーク(卒業制作)というものがあります。その制作途中で他の受講生の個性に圧されて自信をなくしてしまったりとか、何を作ればいいか分からず苦労する方がいるかもしれません!
私も苦しんだ1人です。でも楽しかった。そして、最後のワークスプレビュー(作品発表会)を見て、先生方にコメントをもらった時の達成感はたまらなく最高でした!あなたもぜひ頑張って走り切って、その達成感を味わってください!

最後になりましたが、生徒2人という経営視点から見たら開講延期になってもおかしくない状態だったにも関わらず、開講を決断をしてくださったBYNDの運営の皆様。参考になりそうな映像をまとめて発信してくれたり、卒業制作にむけて背中を押してくれたナツさん。お忙しい中、授業をカスタマイズしてくれたヒロ先生に、輔先生。本当にありがとうございました!

 

BYNDER:DAISUKE S.
COURSE:モーショングラフィッカー/チューン・オブ・モーション(2023 AUTUMN CAMP)
WORKS:モーショングラフィッカー