こんにちは!
チューン・オブ・モーション日曜クラス、ブログ担当の近藤 美樹(こんどう みき)です。
ご覧の通り金髪です。
先週までのモーショングラフィッカーのコース4日間を終え、引き続きブログを担当させていただくことになりました。
私の自己紹介はモーショングラフィッカー1日目のブログ記事で既にさせていただいているので割愛します。
モーショングラフィッカー1日目ブログ
https://hlywd.co.jp/bynd/2021/07/30/21sum_motion01/
さて、新たに新しいメンバーも迎え、全2回のチューン・オブ・モーションの初日が始まりました。とは言ってもモーショングラフィッカーコースとメンバーはほとんど変わらないため、和気藹々とした様子で授業が始まりました。
実は私、今日は教室で授業を受けませんでした!
初めてオンラインで受講することになり、また違った感覚でとても新鮮な気持ちです。
↑こんな感じで講師のたすく先生とナビゲーターの文田さんの目の前にはカメラとマイクが設置されていて、授業内容はスクリーンシェアも含めYouTubeで配信されています。
撮影した動画はYouTube上に1ヶ月間アーカイブとして保存されるため、万が一授業を受けることができなかったとしても安心して全ての授業内容を後からチェックすることができます。
(なんて便利なの!涙)
わたしもアーカイブ動画には何度も助けられました。 感謝です。
今回の授業内容は以下になります。
1限目 モーション演出の基礎のチュートリアル(音、動き、それらの連動等)
2限目 より自然なモーションへの物理法則の働かせ方の演習
3限目 モーション中に形状変化するシェイプの原理のチュートリアル、演習
4限目 複雑な動きをしているモーションの仕組みの説明(どのようなエフェクト、操作でそれらが作られているのか)
さて、1限目です。
ほぼ全ての受講生が全4回のモーショングラフィッカーの中で基礎を学び終えているため、ここからは「どうAE(アフターエフェクト)を使いこなしていくのか?」が課題になります。
そのため、たすく先生はただモーションのチュートリアルを知って真似るだけでなく、チュートリアルそのものを自分で考える作業を1限目でお話しされていました。
わかりにくくてすみません。
つまり、「チュートリアルを見る前に自分で考える」という作業をしていくことがいかに重要か、そしてAEの上達を速めるのか、というお話でした。
↑ここでは、「赤い棒が青い棒にあたり青い棒が倒れる」というモーションをまず最初に見ました。現実世界では重力や空気抵抗など物質同士の干渉には物理法則が働いているため、その動きをモーションにも反映させることが、より自然に見える動きの作り方になります。
そしてそのために必要な作業が
「考える」
そして、
「なぜAEで作るモーションに物理法則を当てはめることで自然な動きに見えるのか?」
ここも、考える。
とても考えることの多い1限目です。
その答えですが、
「私たちの暮らす空間と時間を持つ世界(現実世界)を模倣する動作(ぶつかる、落ちる、バウンドするなど)を取り入れると、徹底的に現実世界の動きを模倣しないと人間の脳は途端に動きに違和感を感じるようになる」ためです。
なんだか哲学的です。
今日の授業では何度か教室内で「哲学」という言葉が飛び交っていました。
そして、2限目の演習では以下のような動画をみんなで作りました。
ボールが地面に当たってバウンドし、跳ね返りで伸縮を繰り返すという動作を音、動き、影、等全てをしっかりと連動させることで違和感なくモーションを作る練習です。
この「現実世界に近い動きをつける」というのが中々に難しく、たすく先生も「凝りだしたら丸一日平気でかかる」とおっしゃっていました。
中々苦戦している受講生さんもいらっしゃいます。
そこで重要になるのがこのイージングを変化させる動作。
画面のグラフはイージングを変化させるためのものなのですが、ここでどのような操作をするかがより自然な動きを作る鍵になります。
そして、お昼のロケ弁!!
ちょっと、、、なんて美味しそうなの(ヨダレ)。
本日ワタクシ、オンライン受講だったため食べてないんです(涙)。
くそぅぅぅぅうううううううううううううう、、、
食べたかったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイ。
と、いうわけで午後の授業に移ります。
午後の授業では、まず2限目に作ったボールのバウンドの動画の発表&講評がありました。
そして次に、「モーション内でシェイプを変化させる方法」について学びました。
こちらもボール同様、イージング操作が肝になるのですが、人間の目の錯覚も大いに利用しています。
どういうことかというと、「あるシェイプが激しい動きの途中で別のシェイプに入れ替わった場合、人間は目の錯覚で元のシェイプが変化したと勘違いする」というものです。
みんな、実際に「丸が移動して四角に変化する」という動きの中で、シェイプの変化を1フレームずつ画面で確認しながら作業を進めます。
このように、「観察」し、「原理を考える」ことがその後の作業にとても大きな影響を与えます。実際に4限目では様々なモーションを見てまず受講生がどうやって作られているのかを考察し、その後先生がモーションをシェイプを作るところから実演してみせるということを行なったのですが、実際に予想することでたすく先生の光の速さの実演が頭に入って来やすいというアハ体験が起こりました。(すごい!)
そんなこんなで4限目にも演習を行い、本日の授業は終了です。
(実際に演習で作ったモーションがあるのですがなぜかトラブルで書き出せず、、、来週解決します!)
なんだか頭を沢山使った1日でした。
とにかく、
「1. モーションを見る」→「2. どんな操作で作られているのか考える」→「3. 実際に自分で予測した方法で作って見る」→「4. チュートリアルを見てプロの技を学ぶ」
この4段階でAEを学ぶと俄然定着が速いです。
残す授業も来週あと1日なので、それまでにこの方法をしっかり定着させることを中心に卒業制作に取り掛かりたいと思います。
また、今回初めてのオンライン受講でしたがオンラインでも全然教室と変わらずに受講できると感じました!(とってもおすすめです)
ですが、一点だけ異なるとすればオンライン受講だとTAさんに質問がしづらいと言うことですね。でも、いつでもコメント欄で質問できるので全然問題ありません。
授業も残り1日、頑張ります。
それではまた来週!
(Writer:受講生・近藤美樹さん)